なんだか、部屋とYシャツと私、みたいなタイトルですが・・・
そもそも、「部屋とY[シャツと私」、という歌を知っている人がいるのかどうか汗
調べたら1992年の歌のようです。
知っていたら50代かもあせる
 
今回、改めて犬のフィラリア症について。
どうしてかというと、
茨城センター収容時にフィラリア検査されて、「強陽性」と出ていたのに、
引き取って1ヶ月後くらいに検査したら、「陰性」でした。
という犬が2頭も続いたのです。
 
この逆はあり得ます。
センター収容時に検査したら「陰性」
引き取って1ヶ月後くらいに検査しても「陰性」
ああ、陰性で良かったね、って、年明けて翌年の春に検査したら「陽性」でした、ってこと。
もし、フィラリア感染していても・・・
抗原検査のキットに反応するのがフィラリア(メス)の唾液の抗原と言われています。
もしフィラリア(オス)しかいない、または感染して日が浅い、という場合は、抗原検査キットに出ない場合もあるようです。
正しい結果を知るには、フィラリア感染が多い地域からの引取犬は、
出来れば4~6ヶ月後に再検査するか、
念のために通常は飲まない2クール分くらいの間(11月~翌年4月)も通年で予防薬を飲ませておくほうが安心かもしれません。
 
 
●MIX♀あまなつ 推定4~5歳 体重8.86キロ(10/19現在)
 
センター収容時のカード
8月5日 フィラリア検査(+)強陽性
 
9月7日 避妊手術時 再検査
フィラリア検査(-)陰性
 
10月19日 再々検査
フィラリア検査(-)陰性
 
 
●MIX♀わみん 推定10歳 体重8.86キロ(10/19現在)
 
センター収容時のカード
フィラリア検査(+)強陽性
 
9月8日 避妊手術時 再検査
フィラリア検査(-)陰性
 
10月19日 再々検査
フィラリア検査(-)陰性
 
うーん。
どうして短期間で陰転するのか?
かかりつけの獣医師のお話では、過去にフィラリア感染したことがあって、
その抗原抗体がわずかに残っていて、それに反応して「陽性」と出たのでは?とのこと。
フィラリア抗原検査の精度は99%以上と言われていますが、
抗原検査キット自体の精度は95%くらいと聞いたことがあり、
100個に5個は、間違った判定を出す不良品もあるようです。
 
もし身に覚えのない!?検査結果が出たら、再検査をお勧めします。
 
こういう結果は、里親希望様が不安になりますよね。
あれ?陽性だったのに、今、陰性ってどうして?って。
結果を誤魔化しているわけでもなく、順当に検査をしているのですが・・・
特に茨城センター引取犬は、センターで検査していても、引取り後に再検査します。
これは以前、陰性で安心して譲渡した犬が、ひと冬超えて「陽性」だったとお聞きして・・・
本当に申し訳ない結果となったことがあったゆえです。
 
今、フィラリア陽性でも重度のフィラリア症でなければ、
ビブラマイシン抗生剤の30日間連続投与、というボルバキア治療を2~4ヶ月置きにやれば、
1年半~2年半くらいで、陰転します。
 
ボルバキア治療とは
フィラリアの体内にいるボルバキアという共生細菌を抗生剤で殺すことで
フィラリアの寿命を縮める治療法です。 
フィラリアはこのボルバキアという菌がいなければ生きられないそうです。
 
 
それでも一度、肺や心臓にダメージを受けると、元に戻ることはありませんから、
フィラリア症が重症化する前に治療する、
フィラリア感染犬を減らす(周囲に予防薬を飲んでいる犬が増えるほとに激減します)。
現実、東京で感染したというフィラリア症の犬は、ほぼいないと思います。
それだけ、フィラリア予防が進んでいるからですね。
 
 
フィラリア症に関して、良い記事を見つけました。
これを読むと感染の経路、経過がよくわかります。
 
<一部抜粋と補足>

どのようにして感染するのでしょうか?

 

①フィラリアに感染している犬を蚊が吸血し、蚊の体内にミクロフィラリア(第1期幼虫:0.3mm)が入り込む。

 

②蚊の体内でミクロフィラリアは2回脱皮して感染力を持つようになる。(約12日間)

第1期幼虫脱皮  →  第2期幼虫脱皮  →  感染第3期幼虫(約7mm)
 

③体内にフィラリアの仔虫(感染第3期幼虫)持った蚊が犬を吸血したとき吸血孔から仔虫が犬の体内に入り込む。

 

④仔虫は犬の体内(筋膜下、皮下組織、脂肪組織、筋肉内など)で2回脱皮して成長する。

第3期幼虫(1~10日) 脱皮  →  第4期幼虫(50~68日) 脱皮  →  第5期幼虫(約2cm)(90~120日)

フィラリア予防薬は、このL3~L4の時期の幼虫を殺す効果があります。

 

⑤仔虫(第5期幼虫)は血管(静脈)に入り込み、血流に乗って心臓(右心室)へ入り、

成虫になり新たなミクロフィラリアを産む(感染後約6ヶ月)。

第1期幼虫は消化管などが不完全な構造であるため、ミクロフィラリアと呼ばれる。

ミクロフィラリアは血流中を循環し、中間宿主である蚊に吸血されるまで最大2年もの間待機することができる。

 

☆犬に主要な病害が発生するのは心臓に幼虫が移行する感染後約4ヶ月以降、

血液中にミクロフィラリアが現れるのは感染後約6ヶ月以降となります。

 
~ここまで。
 
 
フィラリア感染は、犬だけではなく、猫、タヌキ、フェレットなどの哺乳類に感染します。
感染が重症化して、フィラリアのつり出し手術する場合もありますが、
これは手遅れになると命に関わるので、早め早めにキチンと予防しましょう。
 
 
●MIX♀ももこ 推定1~2歳 体重13キロ
私は陽性だけど、ボルバキア治療はじめてまーす音譜
 
 
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