環境省の統計資料です。

平成30年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の全国の犬猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況。

負傷動物等の収容関連は割愛します。

詳細は環境省のHPをご覧ください。

 

 

■犬・猫の引取り及び処分の状況(平成30年度)

 

 

※参考 以下、平成29年度の資料です。

 

平成29年度と比較すると、

「殺処分数」は犬猫併せて5000頭ほど減少しています。

引取数が9000頭ほど少なくなっているので、全体としてその数に比例して減少していると思われます。

 

反対に「譲渡数」は、29年度44000頭から、30年度42000頭へ。

殺処分数が38000頭あることから考えると、譲渡数は頭打ち、譲渡に回せる犬猫はいても、受け皿がない、ということになるのでしょうか。

 

 

平成30年度資料から

殺処分数が①~③に分類されました。※表の再掲

 

殺処分数の分類

①譲渡することが適切ではない(治癒の見込みがない病気や攻撃性がある等)

②愛玩動物、伴侶動物として家庭で飼養できる動物の殺処分

③引取リ後の死亡

 

 

この②の理由により処分された犬猫は殺処分数の40%。

②愛玩動物、伴侶動物として家庭で飼養できる動物の殺処分

犬3000頭、猫12,682頭。 合計15,682頭。

譲渡事業として、愛護団体や一般への譲渡する、また愛護センター等で継続保管することが困難。

その数が15000頭ほど、という解釈でしょうか。

 

①②ともに、該当する犬猫を見ていませんので正しくここに書くことは出来ませんが・・・

殺処分ゼロをうたって、殺処分ゼロを目指して頑張って引取を続けてきた現在、その受け皿は既に満杯です。

残念ながら犬猫を飼える環境下にある人(家庭)は、今後、若い世代で爆発的には増えないと私は思っています。

高齢化社会により、放棄される犬猫は増えていく。

ペット産業は一定の需要があるので無くなりません。

あらゆることを考えると、総合してもこの先に明るい兆しが見えてこないのです。

 

 

何年も譲渡数30000頭前後を続けている行政の譲渡事業、

昨今の猫ブームも手伝って、譲渡数は「40000頭台」に伸びていますが、どこの愛護団体も多くの保護犬/保護猫を抱えています。

よく言われる「空間移動」。

愛護センターから愛護団体/個人ボランティアへ、その居場所が移っただけ、といわれるゆえんです。

 

私たちは受皿の限界を知り、そのための対策は何なのか、今一度、考える必要があります。

今年で終わりではないのです。

来年も、再来年もあります。

 

●都道府県別(犬) 平成30年度

※政令指定都市は掲載割愛していますので、あくまで参考程度に留めてください。

 

 

 

各政令都市の詳細は上記にはアップしていません。

詳細は環境省のHPをご覧ください。

 

県の情報のみで見ますと、

関東では、犬の収容数は茨城県が一番多いですが、

犬の処分数は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉ともに200頭前後です。

※猫については、取りまとめましたら、また改めて掲載します。

 

 

飼い主からの引取りは全体の10~20%で、残り80~90%は所有者不明です。

この所有者不明の収容をいかに少なくしていくのか。

不妊手術の徹底と啓発はもちろんのこと、入口対策でもっと出来ることはあるはずです。

それを考えて実行していかない限り、現状は横ばいのままで、

収容数の微減と、処分数の微減、または横ばい。頭打ちです。

 

 

 

 

一昔前、シェルター事業は夢物語のようでした。

これで救える命が増える。

しかし現実は、収容数には限界がある、運営経費がかかる、人手がかかる、一定数に譲渡の壁がある、等々、

決して、箱があれば何とかなる、ということではありませんでした。

 

アルマ東京ティアハイムも8年目を迎え、ただただ運営維持に疲弊するという危惧もあります。

家庭で数頭の犬猫をお世話いただくことで、犬猫に与えるストレスの軽減と健康的な環境。

シェルター事業の拡充よりも、一時預かり家庭の素晴らしさを見直す必要があると思っています。

ティアハイムのスペース等を考慮して犬10頭前後なら・・・

一時飼養の場所として、目が届く範囲です。

十分なお散歩の時間、ふれあい、コミュニケーション。

それを大切に考える。

 

 

手に届く限りの命しか救えないとしても・・・

来年、再来年、もっと先の未来を見据えて、地に足のついた活動を。

それを今年はもっともっと広めていきたいと切に感じています。

 

 

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