3月19日(月) 鉾田市多頭飼育現場から茨城センターへ。
片道30キロほどの距離。
比較的空いている下道の国道を通って1時間弱。
前回は地理がわからず、わざわざ短い距離を高速に乗ってしまった・・・・。
 
19日の茨城センター
3月に入ってからも収容犬が多くて、満杯の状態です。
2週間前には、まだ残してもらっていた犬も何頭か処分されていました。
1~2ヶ月様子を見てくださっていても、次から次に収容犬も入ってくると保護スペースもなく、譲渡不適格の判断がおりてしまうこともあります。
 
譲渡対象犬(オス)
●MIX♂マル 体重15キロ 4~5歳 去勢済
見た目の少しイカツイ印象は違って、オヤツをあげると優しくパクっと食べます。
昨年8月の収容ですから、センターも長くなりました。
 
 
譲渡対象犬
●秋田犬♀ 20~25キロ 4~5歳
●MIX♀茶 13~14キロクラス(今は子育て後で痩せています)
 
秋田犬の女の子 小ぶりです。
以前の飼育環境で叩かれていたのか、人の手を警戒します。
顔回りに手が近づいてくることにも緊張するようです。
 
収容犬舎(オス) 3号犬舎
 
収容犬舎(メス) 4号犬舎
 
アイリッシュセッター系MIXの女の子
鎖の首輪に鈴をぶら下げています。猟犬だったのでしょうか。
人馴れしていて、こちらに寄ってきます。
 
同じく4号犬舎、メスたち。
 
収容犬舎(オス) 5号犬舎
収容中の犬、譲渡検討犬も混在しています。
 
 
収容犬舎(メス) 6号犬舎
収容中の犬、譲渡検討犬も混在しています。
 
 
首輪付きで収容 人馴れしています
 
収容犬舎(オス) 7号犬舎
収容中の犬、譲渡検討犬も混在しています。
 
収容犬舎(メス) 8号犬舎
収容中の犬、譲渡検討犬も混在しています。
 
 
収容犬舎(オス) 9号犬舎
収容中の犬、譲渡検討犬も混在しています。
 
MIX♂白灰 生後7~8ヶ月
写真向かって左
この白灰のMIX♂もまだ生後4~5ヶ月くらいで収容されてから時間が経過しました。
未だに首輪が着けられないようであまり慣れていないので、処分候補犬になっています。
 
同じ犬舎に推定14~15歳でしょうか。高齢の柴♂が入っていて、時折、宙を見てワンワンと吠えます。
首輪も付いています。
捨てられたのか、迷って家に帰れないのか。
いずれにしてもお迎えがなければ処分になります。
 
「可哀想にね・・・」
センターの職員さんの目にも涙が光ります。
やりきれない毎日。
ちゃんと飼わない飼い主のせいで、その存在を知った私たちが悲しい思いをする。
時には殺すな殺すなと罵倒されながらも、この職責を続けるということは、本当にどんなに辛いことかと思います。
前任の方も泣いておられた。
どうにか出来るなら、どうにかします。
努力は精一杯の限度を超えている。
 
いつも尋常ではない犬の収容を見ながら、私も久しぶりに苛立ちが募りました。
鉾田市の多頭飼育崩壊現場の子たちのために、犬舎を一つ空けることが、他犬にも皺寄せがいくということ。
だから、現場の方々には、もっともっと危機感を持って、不妊手術を急いで、現場からの直接譲渡も視野に入れられるように考えていただきたい。
土壌の整備とか屋根とか、二の次、三の次でいい。
不妊手術の全頭実施が第一優先です。
未だ残り39頭について具体的に不妊手術の計画が進んでいないと聞いて。
これではダメです。
もうフードは十分にあるんだから、次は手術です。
手術に協力してくれる病院をリストアップして、何月何日にどの子を連れて行くのか。
誰が搬送するのか。妊娠犬が優先ですが、捕まる子からでもいい。
そこまで具体的に考えていかないといけません。
 
 
3月19日
センターからの引取
 
●MIX♀白 2~3歳 鉾田市多頭飼育崩壊現場犬
妊娠していたので、センターで避妊手術してくださいました。3月5日収容。
 
器からご飯を食べたことがないようで、一つ一つ、つまみ出して食べているので・・・
下に置いてあげました。
下痢がひどくガリガリでした。コクシジュウム+(駆虫済)
 
●MIX♀黒茶(ゴマ柄) 推定2歳 体重15キロ 鉾田市多頭飼育崩壊現場犬
ごまちゃんズファミリーの子。人馴れしています。
 
 
搬送協力
成犬譲渡の会様へ引き渡しの犬
●マルチーズ♂白 10歳~ 1.7キロ
 
ティアハイムでシャンプー&トリミング
既に里親様が決まっているそうで、本日お迎えに来てくださいます。
センター収容時は立ち上がれないほどに衰弱していましたが、だいぶ回復しました。
良かったね。
 
 
愛護活動といっても十人十色
その考え方も手法もいろいろです。
でも、何が第一優先なのか。
それはその状況に応じて見極めないといけません。
茨城県の犬猫の問題も、解決するには何をおいても不妊手術の徹底。
これが広く周知されても届くのは良識ある飼い主にのみ。
興味のない人たちにどうやったら届くのか。
考えさせられます。
 
 

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