11月17日(木)茨城センターでした。
大型犬が預かり可能という新しい預かりスタッフさんがいらっしゃって、茨城センターに秋田犬4頭が収容されているとのことで、1頭、アルマで引き受けしました。
●秋田犬♀茶白 推定3~4歳 若そうです
人懐こく性格は良い感じですが、まだ飛びつきなどあります。
●シーズー♂白茶 飼い主申告20歳(推定14~15歳と思われる)
飼い主さんがガンのため入院しなくてはならず、もうどうにも飼い続けられないとのことで、センターに連れてこられました。
年齢は?との問いに、20年くらい一緒に暮らしていると・・・。
ご高齢なので記憶もあやふやのようです。
おそらく1ヶ月前のハロウィンの頃にトリミングしてもらったのでしょう。
ハロウィン柄のバンダナをしています(汚れきっていましたが・・・)
どうしようかなぁ・・と悩んでも、その時点でもう8割方、心の中で引取りは決めているのです。
両目ともに白内障で見えていませんが、まだまだ自力でしっかり歩きますし、ティアハイムでの看取りよりも・・・・奇跡のご縁があればと願っています。
●チワワ♀白茶 推定4~5歳 体重3.6キロ
問題があって、おなかに大きな腫瘤が2つ。
おそらくソケイヘルニアが大きく穴が開いているのかも・・・と思いました。
向かって右側の大きい方は、弾力もなく硬い。
腸が入っているような感じでもないのです。
元気はあるので、翌日に病院に検査に連れていくことにしました。
●子猫4頭 生後1ヶ月半くらい
元気にシャーシャー怒っています(笑)
今の時期、子猫はほとんどいないので引き受けました。
今、私の部屋で人馴れ修行中です・・・が、もう慣れました![]()
11月18日(金)
まずはエコー検査で中を見てみましょう・・・と先生。
その後、ある事情で・・・・レントゲン検査。
あの向かって右の大きなふくらみの中には赤ちゃんが・・・。
子宮がソケイヘルニアから落ち込んでいたのです。
まだ生まれる週齢ではないのですが(おそらく6~7週齢と思われる)、この状態では自然分娩は出来ません。胎児の心音が弱いとのこと。
このままでは母子ともに危ない状態です。
子宮を体内に戻して陣痛が起こったら帝王切開するか、それとも今、帝王切開して、なんとか育ってくれることに賭けるか・・・・。
どちらもリスクが高い。母犬の命のためにも最善の選択をしないといけません。
院長が執刀してくださいました。
帝王切開して赤ちゃんを取り出して、子宮は腹腔に戻し、向かって右側の大きなソケイヘルニアだけ修復となりました。
後日、避妊の際にもう片方のソケイヘルニアの整復も一緒に行うことになります。
無事に手術が終わって、まだ麻酔から覚めてぼんやりのお母さんチワワ。
あの大きなソケイヘルニアに落ち込んでいた子宮の中にいた赤ちゃん。
あと1週間か10日、おなかの中にいられたら、体重100グラムくらいには成長したかもしれませんが、あの状態でそれは難しい。
頭と背中にうっすら毛が生えてきていますが、目はまだ眼瞼もハッキリしない。
チワワお母さん、育てる気持ちはあるようですが、オッパイが出ません。
人の手で育てるしかない・・・。
私、今回は自信がありません。
体重55グラムの赤ちゃん。
昨夜から、夜20時、23時半、夜中の3時半、朝8時、そして先ほど12時、とミルクをあげています。
1回、1ccくらいずつ飲ませるのが精いっぱい。誤飲も怖いので恐々です。
ああ、神様・・・・助けて。
1ヶ月くらい前に出産に備えて毛刈りされたのでしょうか。
結局、もう使えない(産めない)とわかってブリーダーに捨てられたのでしょうか。
もし普通の家庭犬なら、こんな状態で捨てないと信じたい。
チワワ♀わこちゃんの子犬は体重160~220グラムくらいあったと記憶しているので、この55グラムの子が異常に小さいというのはわかります。
これから4時間おきの授乳を続けて、果たして育ってくれるのかどうか・・・。
出来る限りのことは頑張ります。
どうか祈ってください。
長年センターからの引取りを続けていると、想像もしないような事態が起こることがあります。
今回もそう・・・。
でも、まずは命が助かってよかった。
シーズーのおじいさん犬、チワワの赤ちゃんのためにも応援してください。
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アルマ東京ティアハイム運営サポートショップにて受付しております。
収益はNPO法人アルマの保護犬猫の医療費、保護費、アルマ東京ティアハイムの運営費等として大切に使わせていただきます。
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