6月22日 急きょ、茨城センターへ。
この日は、NPO法人アルマの事務処理などあり、一日予定を立てていたのですが、この子の未来のために、なんとしても動かなければ・・・と思い、時間を作りました。

ティアハイム、午後12時出発。
センター到着午後1時半すぎ。

●MIX子犬♂白茶 生後6ヶ月


先週、6月16日にセンターに行った際に収容された、右前足を骨折していると思われた子犬です。


ちょうど火曜日の夕方に、この子の経過をお聞きしました。
まだオファーがないこと、
この足の状態がわからないので、もしかして状態が悪化していれば、センターで断脚等の手術も検討しているとのこと。

断脚

焦りました・・・
ただの骨折なら、ちゃんとした手術をすれば治ります。
足を失うことはない。

センターには、レントゲン検査ができる設備がないのです。
なので骨折しているであろう足の状態をキチンと診ることができません。
万が一傷を放置して、より悪い方向になる可能性も否めません。
出来る治療をする、というお考えは反対ではありませんが、まだ若いこの子にとって、足を失うかどうか、今後の生活に影響があります。

それなら、アルマで引き取って治療します・・・ということで、急ぎセンターに向かいました。
今まであらゆる病気の子たちを引き取って、手術、治療等してきた経験があります。
決して高いハードルではありません。


遠く茨城センターまで行ったので・・・・
ついでに・・・というのもなんですが、子猫もいたので2頭、連れ帰りました。

●子猫2頭(白黒♀、キジ白♂) 生後2ヶ月半と1ヶ月半


また秋田犬がいました。
他犬には興味もなく・・・・ 人にも慎重ですが攻撃的なところはないようです。


先週見た犬たちの中で期限が切れた子たち。
フレンドリーなMIX♀茶白の成犬と、生後5~6ヶ月の子犬2頭(茶黒♀と黒白♂)は、残していただけるようにお願いしてきました。



既に病院の予約をしていたので、急ぎ東京に戻りました。
午後4時前に協力病院に到着。
整形外科専門の院長に診ていただきました。


足首の上がポキッと折れていました。
骨折箇所はここだけです。
翌日以降、手術予定が詰まっているとのことで、この後すぐに、骨折箇所をピンで固定する手術をしてくださいました。
本当にありがとうございます。



子犬を病院に預けて午後5時半、その後、子猫を連れて別の病院へ・・・。
1頭、風邪引き子猫がいたので、2頭とも診察。
インターフェロン、抗生剤の注射、
それから猫エイズ猫白血病のキャリア検査も。(2頭とも陰性)

白黒の女の子は体重850グラム。
風邪引きのキジ白の男の子は500グラムでした。


子猫は最初に治療をしておくと、その後の回復がとても早いのです。
前回、瀕死で引き取った子猫も・・・・

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今はこんなに元気です
キジ子猫♀


お尻に蛆が湧いていた子猫も・・・・

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しっかり回復しました
茶白子猫♀


各センター、いつも思いますが、十分な医療設備がありません。
センターで働く職員さんたちの多くは、獣医師免許を持っている方々です。
ちゃんとした医療設備があれば、こうした負傷動物たちの治療も、センターにいる間に少しでも進み、状態も改善される可能性があります。
もちろん、そこに時間を割けない、という人員の問題もあるかもしれませんが、処分するセンターから、残すセンター(譲渡するセンター)へ、となるためには、キチンとした管理体制と医療ケアが出来ることが必要だと思います。
今、茨城センターでは、収容犬猫で譲渡対象の子たちは、不妊手術を出来るだけ実施する方向に進んでいます。
一歩進んで、地元の獣医師会と連携して、負傷動物の治療ケアなどセンターで出来ないことは設備のある病院で、ということは難しいでしょうか。

アルマも動物病院の開設を将来の複合施設運営としての視野には入れていますが、そう簡単に出来ることではないですし、やはり熟練した専門医にお願いするほうが確実なので・・・
毎月100万の医療費がかかっても、現状のほうが安心・安全かもしれません。

骨折子犬くんは、来週早々、退院の予定です。
ティアハイムでご縁待ちますので、どうぞよろしくお願いします。

昨日は一日動き回っていたのでバタンキュー。
今日の子猫2頭のお届け(シピ&ミネット)は、ばろんさんにお願いしました。
頼りにしちゃうばろんさん、いつもありがとう

明日は、マーガレットの定期通院です。
最近、咳が増えて、利尿剤の量を増やしました。
心臓もよく診ていただきますね。
では、おやすみなさい