27日(月)午後、公益社団法人 日本動物福祉協会(JAWS)の理事の方3名が、アルマ東京ティアハイムへ視察のためご来訪されました。

山下理事長、伊藤理事、他理事1名様
お暑い中、ティアハイムまで足をお運びいただき、ありがとうございました。

日本動物福祉協会 
アルマ東京ティアハイム前にて


最初に、アルマの活動、ティアハイムの犬猫の保護の状況、運営について説明させていただき、その後、日本における愛護活動や動物福祉について、意見交換をさせていただきました。

日本動物福祉協会の活動や、東日本大震災の折の緊急レスキューシェルター開設、そして残されている福島県の原発20キロ圏内の犬猫の現状、いまもなお抱える深刻な問題など、お話をいただきました。

私たちたちアルマが活動の柱としている動物愛護センターからの引取についての現状、抱える問題点などお話をして、この10年、確かに収容数や処分数は減ったけれども、根本的な問題(犬猫の遺棄、飼育放棄、不妊のための管理がされていない等)が現実は大きく改善していないと身を持って感じていることに、「やはり法整備を徹底しないと動物愛護/福祉の向上は大きく前進しない」とのお言葉、深くうなずきました。

日本動物福祉協会 
写真中央:山下理事長


日本動物福祉協会は50余年の歴史ある団体です。
戦後まもなく、実験動物待遇改善に着手、動物保護法制定に尽力されました。
平成になってからは、雲仙普賢岳の大噴火、阪神・淡路大震災、新潟中越大震災など被災動物の救済活動に貢献されています。

動物関連法の整備、動物の飼育管理の改善指導のほか、譲渡活動や研修・セミナーの開催、不妊手術の徹底、マイクロチップ装着など、ご活動も多岐にわたり
先人から教えていただけることは多く、とても勉強になりました。

このご縁を機に、今後、私たちアルマも一緒に活動をさせていただける機会をご検討いただけるとのこと、ありがとうございます。
動物福祉の向上のため、これからも尽力いたします。

貴重なお時間を本当にありがとうございました。



ぷーすけ 

私の説明中、一緒に熱心に聞き入っている「長崎ぷーすけ」と「シーズーなの」
オモチャを加えて待機している頭は、新入りヨーキーさん。

「僕の育った長崎も、動物たちに優しい街にしてほしいです」
「私が長~くいた保健所の施設環境も良くなりますように」


ぷーすけ、人が立っているとオヤツもらえると思って、お座りして動きません。
トレーナーのTさんが教えてくださったことを忠実に守っている様子。
話に夢中になっていて、入れていないコマンドの解除、忘れました(汗


私たちは毎日がレスキューの戦争のような状態で、目の前の命に悲しみ、怒り、泣き、そして一握りの喜び、でも大切なことは、あきらめずに続けていくこと。
どんな形でも手法でも、やがてたどり着く道に、必ずその結果が待っていてくれること信じて活動を続けます。