12月になりました。
毎年、年末になるとセンター収容犬が増え、オファーのない子が増え、そして預かりスタッフも手一杯になって、引取検討に右往左往します。

アルマは、東京、千葉、埼玉、埼玉市ふれあい、千葉県柏市保健所の5つ行政から犬猫の引取をしています。
各センターの担当者から、悲痛な叫びが連日、届きます。

今週月曜日も千葉センターで検討中だった犬3頭の状態があまり良くないと連絡があったそうで、急遽、小梅さん&あんなさんが引取に走ってくださいましたが、寒さもあって、長くセンターに置いておくことは可哀想になります。


担当者から届くメールには、オファーのない子たちのヒアリング報告と下見の写真。
とうとう期限を切られて、いついつまでに引取がない場合は、順次、処分送りになると。
それなのにまた飼い主持込の犬。

各センターも年末に向けて収容スペースを空けておかなければいけません。
無限に収容できる施設ではないのです。

わかってはいるのですが、なんとか検討しますから時間を下さいと、残していただいている犬もたくさんいます。
今日も1ヶ月以上センターにいた犬、3頭の引取がありました。
チワワ♂9歳持込、ダックス♂9歳持込、ダックス♂10歳~収容犬
高齢犬ばかりです。

各センターのヒアリングや下見を担当していてくださる方々からは、なんとかこの子たちを・・・という思いがメールに乗せられています。

犬も見ずに、状態や性格も聞かずに見送りの決断をすることはしません。

私たちは少なくとも、
その子たちの命を預かる立場として、
センター収容の犬猫を引き取る登録団体として、

最後まであきらめることなく、
その子たちの生きるチャンスを考えなければいけないと思っているからです。


本当にどうしたらいいのだろうと途方にくれる年末です。
でもなんとか乗り切って、1頭でも多くの子が一日でも早く暖かいベットで眠れますように。

皆様のお力を貸していただけませんか?
預かってくださる方があれば、センターから出してあげることが出来ます。
里親として迎えてくださる方があれば、預かりスタッフの手も空きます。

みんな家庭や仕事を持ちながら、自分たちに出来ることを精一杯頑張っています。
でもどうしても、小さな命に手の届かないこともあります。


現在、アルマ東京ティアハイムの運営準備中ですが、その裏で、毎日、センターからの引取検討、引取、搬送、病院、保護犬のお見合いやお届け、フリマや里親会、チャリティカレンダーの販売や発送、いろんなことが重なって、掛け持ちで動いています。
着々と何でも進んでいかないのが実情ですが、スタッフ一同、本当に皆さん、頑張っています。

頑張っているからこそ、見送りたくない気持ちも人一倍。
悲痛な叫びが多くの方の心に届きますように・・・。