ダックス受難の時代

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各センター、ダックスの収容や処分持込が絶えません。
数年前には、あれほど流行りだったダックス。
7~8年前だったか、センターからクリームの毛色のダックスを引き取った時は、年齢が若かったせいもありますが、100件を超える里親希望が来て、本当に驚きました。
流行りとはそんなもので、乱交配でどんどんダックスが売られていき、飼育放棄され、またブリーダーが崩壊して、沢山のダックスが放出される。
遺伝子も病気も何も勉強されないまま、ただ商品として、小さい可愛いうちに出されていきますから、社会性も何も知らない子たちや遺伝性の疾患を持っている子も多いです。
これはダックスに限ったことではありません。


先週、とあるセンターに収容されていたダックス。
期限が切れて、譲渡適性テストでフードガードがあり、ひじょうに攻撃的だった・・・・ということで、致死処分に送られてしまいました。
まだ若そうなダックスでした。

このようなフードガードやモノに執着する子は実は案外多くて、気をつけて生活をしなければいけない場合もあります。
長く一緒に生活を積むことで、落ち着いてきますが、それでもご理解あるご家庭を探さないといけませんし、その前に、預かってくださるスタッフが必要です。

現在アルマには、15頭くらいのダックスの保護犬がいます。
高齢の子、病気の子、ヘルニアの後遺症で下半身麻痺の子、我が家のビリーのようにモノへの執着があり注意が必要な子、ご縁が遠い子も何頭かいます。
手一杯で引取は難しい状態なのに、どんどん収容されるダックス。


処分送りになった子のことを考えて、一晩。
シェルターが欲しいと真剣に考えてしまいました。

様子を見たり、トレーニングしたり出来る場所があったら、その子の将来をもっと具体的に考えてあげることが出来るかも知れません。

現実、若い犬で一般家庭向きではない犬の終生飼育は、頭数を増やすばかりで、決して理想的ではありません。
考えるシェルター像は、やはり一時飼養の場所であって、永年抱えていく場所ではない。

理想と現実と。

もう少し具体化した考えがまとまりましたら、また書いてみたいと思います。

中型MIX♀カエラ 
~私のようなMIX犬もたくさん処分されているの・・・
~性格がよくって可愛い子もたくさんいるのよ Byカエラ


我が家にいるダックス♂ビリーは、センターでもトリミングでも動物病院でもとっても良い子で、うま~く審査をすり抜けて、今、ここにいます(汗
以前に比べたらモノへの執着は少し収まりましたが、他の犬(中型MIX♀カエラや、ハスキー♀シンディ)が優しいのをいいことに、威張っています。
やはり1頭飼いが望ましいかも知れません。

私はむやみに手を出さないでいるので、咬まれることはありませんが、ご縁を探す段階になると、心配な点が多々あります。
扱い次第で、何ら問題はないと言いたいところですが、不意に・・・とか、不注意に・・・ということは絶対ないとは言えないので。

以前は咬む子は犬歯をカットしていましたが、今はよほどの場合は、歯科処置で犬歯を抜歯しています。
このほうがカットして残された歯が痛む心配はありません。
食事をする上でも問題はありません。
ただ犬歯を抜歯することは大変で、気をつけてやっていただいても顎の骨が折れる場合もあり、難しい選択です。

狩猟犬として改良されてきたダックスたちが、今やペットとなり、窮屈な住宅事情の日本で飼われていること自体、本当は違うのかも知れませんね。
どんな種類の犬でも、望めば手に入る時代ですが、本当に「飼える犬」を今一度、考えたほうがよいでしょうね。