ZERO.blog -1058ページ目

技術の発展と品質保証

5/30にトヨタ が計56万5756台をリコール。トヨタは4/12に、鳴物入りのレクサス でも計1万1109台リコールを出したばかり。6/14にはホンダ が計42万3344台の改善対策を国土交通省に届け出。ホンダは5/31にもリコールを出している。
私の乗っている車の内一台は対象車種だったので、昨日ディーラーでチェックしてもらいました。以前にも一度改善対象になった事があるので、今回で二回目。前回もでしたが、今回も問題は無かったそうで、とりあえず安心。まあ、問題があったら直してもらうために行った訳ですが。

自動車のみならず、船や電車の事故、飛行機のトラブルと、交通機関の安全問題が続きますね。
原因は現場の負担増加による疲労等、経験や技術不足、管理の不徹底、団塊の世代の一斉退職に備えた指導教育が性急過ぎるなど、いろいろ言われます。どれも理由だと思いますが、一点思うのは、不足の事態は起こるという前提に立って品質確認するという点が、技術の進歩ほどに発展してこなかったのではないか、という点です。技術の発展は早く、情報化技術の発展も早い。
自動車は短期間に製品が複合化した典型的な商品です。車は車ですが、中身はITの塊。ナビのように目に見える部分だけでなく、エンジンかける事一つとってもITが絡む。部品機能も複合化があり、機能材と構造材を複雑に織り交ぜて製品化している。
技術の複合化に伴って、使われ方が複雑化しているわけでは必ずしもないが、製品内部の動きは確実に複雑化している。それはソフトに限らず、実体としての物の動きも同じです。それらに対して、品質設計上の使われ方は従来の延長上で、製品設計のみで複雑化に対応している点に問題があるのではないか、と思います。
開発の短期間化をもっとも手っ取り早く行えるのは耐久性試験を省くことです。実際、携帯電話は1-2年で買い換えられることが多い為、耐久性に関する品質問題が発生する時にはすでに廃棄されている、という思想で設計されている製品もあると言われる。それによって、製品の短寿命化に対応し、開発サイクルを短くしている。
自動車は人の命を預かる製品ですから、そこまでではないようですが、現在の複雑化した製品にあった品質保証確認をしっかり行ってもらいたいものです。