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喉もと過ぎても熱さ忘れず

イギリスのテロ未然防止は、

しっかりした協力体制を印象付けた感がありますね。

イギリスは国際線が発着しなくなったり遅れたり、

夏休み時期に海外旅行は大変かも知れませんが、

未然に防いだのだから何よりです。

市場もポンドに多少影響が出たようですが、

影響は限定的でした。

見方はいくつかあるようですが、

今の相場はテロのリスクを既に織り込んでいるという意見もありました。

そうなんでしょうね。

もっと言うと911以降、世界中がテロに慣れたのだろうな、という事です。

失われた命、傷つけられた人々への痛みは変わりませんが、

落ち着いて考えれば、

多少のテロで世界経済、しいては自分達の暮らしが大きく変わることはないわけで
す。

と成れば、その範囲ではマクロな影響を受けるものではないのだから、

それを理由に市場が動く理由もない。

そういうコンセンサスが911以降できたのだと思う。

あれだけショッキングなことが起こった後でも、

アメリカは、そして世界はしっかりしていたわけです。

しかもあのショックは、もしテロが起こるのならもっと技術的に高度な、

ネット上の混乱や細菌によるかく乱と思われていた時期に、

原始的な方法で現実的な恐怖が示されたわけです。

それを短期間といってよい時間で現状復帰しているのですから、

ひとつの試練を乗り越えたと言えるのかもしれません。

乗り越えた試練の延長上の、しかも未遂に終わったテロで、

世界が揺れる事はない、という事でしょうか。


今回も短期的には航空会社や旅行各社の減益等はあるでしょうが、


そう長くない時期に落ち着くのではないでしょうか。


市場はそれを織り込んでいる。

怖いのは、ではあの種の人たちは、

次にどんな方法で世界を揺らそうと考るのかな、という点と、


これを口実にテロ撲滅を声高に唄い、


戦火を大きくする大統領が居ないかという事です。


特に今年はアメリカの中間選挙の年。


強いアメリカを示そうとはしないか、その方が心配です。