紅蓮@早稲田 香油そば
油そば、いわゆるスープオフです。スープが無い以上、ラーメン以上に麺の良さが重要になるはず。そう思って個性的な太麺のこちらのお店で油そばを注文。
文字通り麺を香味油、タレ、具とからめて頂くのですが、うーん、個人的には今イチでした。いや、このお店のこの油そばが、という訳ではないようです。スープの無いラーメン、もっと言うとつゆやタレと絡まない麺が、今イチなのです。
つゆやタレと絡まない麺料理としては、焼きそば、焼うどん、一部のパスタ料理があります。これらは調理の過程でしっかりと麺に味付けしたり絡めたり火を通したりします。その過程で味やソースが麺と馴染んだ後に、食する訳です。
いっぽうで、ざるうどんやかけそばは、茹でた後水でしめて、つゆと混ぜて頂きます。麺はつゆにつけられることで味が補完されて、触感と味が完成する訳ですね。この食べ方だと、麺の触感と味、それに個人の好みに合わせて付けるつゆの量を個人が調整出来るメリットがあります。
しかし油そばは、少量の油とたれが既に入れられていて、それを混ぜるだけ、しかも自分で、という、状況で、麺と味付けを相互補完的に調理する、組み合わせるという工程が無いのですね。それ故味にチグハグ感がでてしまうように思います。味に一体感を持たせるには、少量のソースやタレであれば火を入れて絡めるか、比較的多い量のつゆやスープに入れるという条件が必要ではないでしょうか。
油そばは、スープを使わず割安に楽に作れる、という作り手主導の食べ物な気がします。それはそれでコストバリューの面からも必要でしょう。ただ今の状態では食べ手側、お客にとっての旨味は小さいような気がします。つまり、油そばでしか味わえない美味しさ又はそうでなければ出せない圧倒的な価格、というのが無いのです。料理としての必然性がもっと高まらないと、一過性の流行を超えて定番メニュー化する事は無いのではないでしょうか。
iPhoneからの投稿
文字通り麺を香味油、タレ、具とからめて頂くのですが、うーん、個人的には今イチでした。いや、このお店のこの油そばが、という訳ではないようです。スープの無いラーメン、もっと言うとつゆやタレと絡まない麺が、今イチなのです。
つゆやタレと絡まない麺料理としては、焼きそば、焼うどん、一部のパスタ料理があります。これらは調理の過程でしっかりと麺に味付けしたり絡めたり火を通したりします。その過程で味やソースが麺と馴染んだ後に、食する訳です。
いっぽうで、ざるうどんやかけそばは、茹でた後水でしめて、つゆと混ぜて頂きます。麺はつゆにつけられることで味が補完されて、触感と味が完成する訳ですね。この食べ方だと、麺の触感と味、それに個人の好みに合わせて付けるつゆの量を個人が調整出来るメリットがあります。
しかし油そばは、少量の油とたれが既に入れられていて、それを混ぜるだけ、しかも自分で、という、状況で、麺と味付けを相互補完的に調理する、組み合わせるという工程が無いのですね。それ故味にチグハグ感がでてしまうように思います。味に一体感を持たせるには、少量のソースやタレであれば火を入れて絡めるか、比較的多い量のつゆやスープに入れるという条件が必要ではないでしょうか。
油そばは、スープを使わず割安に楽に作れる、という作り手主導の食べ物な気がします。それはそれでコストバリューの面からも必要でしょう。ただ今の状態では食べ手側、お客にとっての旨味は小さいような気がします。つまり、油そばでしか味わえない美味しさ又はそうでなければ出せない圧倒的な価格、というのが無いのです。料理としての必然性がもっと高まらないと、一過性の流行を超えて定番メニュー化する事は無いのではないでしょうか。
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