親の不安と子の苦労 | ZERO.blog

親の不安と子の苦労

昨日中国に数年来ている日本人の人にも聞いたのですが、大学に進学する人達は、確かに学費を借金しているかもしれないが、大学にいけること自体恵まれているし、日本でも学費を借金する親もいるのだから、その借金自体は気にしなくて良い、と言っていた。


進学自体が恵まれている事自体は確かですが、親の立場として日本と中国で大きく違うのは、中国では国民年金が無いと言う点です。

老後の生活の担保としての子供を期待すると言う意味で、それはやはり一種の投資だと受け止められる。
その意味では、農民も都市住民も、抱えている構造は同じです。

将来の期待ではなく、自分たちの不安を子供達に託している。

だから大学を出たら、是が非でも就職して仕送りしてもらわなければならない。
大学新卒者が全員就職できる成長率が8%以上と言われている。

つまり、当面この水準を維持しなければならないと言う事ですし、維持するし、できるのでしょう。


問題は、その成長が一旦崩れ始めると、始めに農民、次に都市住民が一気に借金まみれになって不満が爆発する可能性があると言う事です。

だから中国は人民元切り上げをかたくなに拒む。

農村部への影響が大きい事が言われますが、都市住民の借金の負の連鎖も影響は決して小さくない。


中国は今でもカオスです。

そこが楽しい魅力であり、怖い脆弱さも含んでいる。

両足をどっぷりつけず身軽に楽しまなければならない、そんな状況がまだまだ続くと思います。