愛phoneも欲しいね | ZERO.blog

愛phoneも欲しいね

ニュースを読んで感じた事をもう一つ。


iPhoneを出す、Apple Computer改めAppleですか。
Appleの面白さって、使い勝手がデザインの中に溶け込んでいる事ですね。iMacしかり、iBookしかり、iPodしかり。一つ一つのスペックをみてもずば抜けた物があるわけではないが、パッケージとしてみたときに大きな魅力を持っている。
Appleって不思議な会社です。メーカーなのに製造は委託しているので実質的に製造部門がない。ハードメーカーなのにOSを含めたソフトがヒットの中心にある。PCメーカーだったのに、家電を作り始めた。
つまり、変質した会社なのです。だからこそ、ハードメーカーなのに、iTuneと言うソフトを製品群の中心におくことが出来るし、ソフトを中心に考えるから、電気製品全体をシームレスに発想する事が出来る。
これは、日本のメーカーがやれそうでやれなかった、そして今でも出来ない大きな事の一つです。
何故だろうと考えると、日本人が持つ職人指向故の視野の狭さなのかと思います。一つの事を極める事には向いていますが、広い技術を基に大きな発想をする事には向いていない。厳密には、大きな発想に導く為のリーダーが不在、と言う事です。その意味でスティーブジョブスは、類まれなるエンジニアでありアイディアマンだと思います
では職人指向の日本人が本質的に発想で劣っているか、実際にはその才能をいかに使うかだと思うのです。技術そのものの高さと共に、マネージメントやオペレーションよるスピードと差別化で付加価値が生じる時代です。
技を極めた人が集まったらどうなるのか。企画とマネージメントが難しい部分ではありますが、そういう異種格闘戦をしたときにより高みに上れるのは、技術指向の高い集団だと思うのです。
それにあっただけのマネージメントやオペレーションスキルを備えた日本人が、もしくは日本メーカーのマネージャーが少ないと言う事かもしれません。逆に言うと、それだけ高い技術を高いレベルで管理するだけのマネージメントスキルと言うのが、世界の中にまだないのかもしれない。
特に技術を発想に高める部分が弱い。ワアッと言う様な部分が、やはり地味ですよね。痛くない注射針、日本でしか使えません。でもその技術を使って人をどう楽しませるのか、まだ発想しきれていない部分が大きいと思うのです。
技術指向の高い人達は、高い技術自体が驚きですからそのような発想への興味が低く、マネージメントへの興味が高い人は技術や技術者自体への理解が、情報としては整理されていても、動機には成らないと言う齟齬があるので、お互いを高める関係と言うのも築きずらいのも確かです。
私自身は技術指向の強い人間ですし、組織論やマネージメント力を超えたところで技術の力を信じてもいるのです。ただそれらは両輪であって、今の日本は変わりつつあると言ってもそのバランスが悪い。
その意味でも、Appleの変質は見習う部分が多いし、それを超える為のお手本にもすべきだと思うのです。