小さいとき、夜寝る前には何冊も本を読んでもらっていた。家には常に本があふれていた。
小学生になると、全校生徒の作文がのった冊子が1年に1回配られていて、それを何回も何回も読んでいた。
母親は親の欲目で「あなたはたくさん本を読んでいるから、手紙でもさっとかけるし、文章が上手ね」と言っていた。(今から10数年前のこと)。
国語の授業では熟語やことわざを受験のために覚えた。毎回のテストでは良い成績を残していた。
そして今。
私の血となり肉となったものっていったい何?
国語力は高校生レベルで止まっている。日本語を接する時間が少なくなった。言い訳はたくさん出てくるのだけど。
つい先日、私の日本語の使い方がなっていなかったため、大切な友人をひとつ失った。
そのことばを口にしたとき、「ちょっとまてよ。この場合この言葉って合わないよねえ。別の言い回しがあったはず。でも思い出せない!」と思っていた。出てしまった言葉を思っても、もう後の祭り。
感覚的に、その言葉で友人を傷つけたことは感じたので、すぐに謝ったが、その謝ったときに使った言葉「ごめんね」も、短絡的すぎていけなかった。20年来の友人、心のどこかで分かり合って、私がそんなことを意味していないってことくらいわかっているはずと思っていたが。そうはいかなかった。
言葉がいったん口から出て相手に伝わってしまうと、取り返しがつかない。あとからフォローして許される場合も在るけれど。こう考えると、本当に言葉は大切。友人を傷つけ、彼女に去られた私は、彼女が傷ついたのと同じくらい傷ついていると言うのに。今回のことで、言葉って恐ろしい。もっと勉強をしなくてはと思った。
このことをばねに、今後二度と同じようなことをしないために、じっくり日本語と触れ合っていきたいなと思った。けれど、子供にただしい日本語を教えていくことは難しいなと少し自信をなくしてしまった。