
WONDERFUL MEMORIES
時は 第1次世界大戦終戦後にさかのぼる
荒れ果てた原野に そして 街に
光輝く装飾品を身にまとい歩く人は 誰ひとりいやしない
眩いばかりの大きな大きなダイヤモンドたちは
その姿を変えた
世界中の女性たちは
こぞって それらをしっかりと収める
ROCK-GLASSに夢を託した
そう
自然の光を華やかな街の光を
自分がまとう指輪に浴びせながら歩くことを諦めたんだ
キレイな華で彩らた部屋の片隅にある
宝石箱を美しくしようと夢を見続けた
そして
世界中の男性たちもまた 美しい女性を射止めようと
古今東西 陽の光が落ちるまで走り回った
・・・
ROCK-GLASS
その取っ手には たくさんのサファイアがあしらわれた
ヘブライ語で 『もっとも美しいもの』 を意味する
sappri から名付けられたそうだ
世界中の諸文明において
持ち主に平和を与えるお守りと考えられ
ペルシア人にとって 空のBlueを連想されるこの石は
宇宙を支える台座で その鮮やかな色を
全宇宙に映し出していると考えられていたそうだ
そして
きっと そんな宇宙に空に 地中海を見たのだろう
そう 海が青いのは 空が青いからだ
穏やかで慎み深い決して自己主張しない宝石
サファイアを贈るということは
エレガントで深い色合いの力強さ
輝く日の光を抱く宝石を贈るということらしい
ブルーのカボションサファイアが さらに美しい世界への扉になる
・・・
クルド・パリ
ご存知だろうか !?
太陽の光は 古来より白に例えられる
そればかりではない
そんな陽の光は さらにParisの石畳を白く輝かせてくれる
その太陽と石畳の白に包まれた中央には
眩い黄金色に輝くプレートがあしらわれた
そう
その美しさは ブルーの扉をそっと開けた先にある
美しいそれを連想させてくれるもの
・・・
あの街の あの場所の あの特別な場所に居を構えた
24時間という時の流れの中で
いちばん長い時間 陽の光が当たる場所を選んだらしい
そう
自然の美しい光に彩られ 最高の表情をずっと魅せてくれるから
・・・
僕は こんな素敵な歴史が とっても好きだ
ほんの記憶の断片
調べたけど どこにも載ってない
少し間違ってるかもしれない
でも まぁ それもいい 笑
僕は 物語りがある歴史も好きだケド
今を生きてる
これから 僕が自分で自分の物語りの続きを創っていく
そう
いつだって 未来の方が輝いてる
そんな人生を歩んで行きたい
ふと 思うことがある
過去の思い出は 色褪せることなく輝き生き続けてることだってある
でも
過去は 過去 思い出は 思い出
そっと自分の胸に閉まっておくだけでいい
だから 美しい
自分でそんな過去を思い出を語ることは 誰にでも出来る
だって 自分の歩いてきた道だから
でも 僕は そこに それを自ら語る人に魅力を感じたことは
今まで生きてきて 一度もないかもしれない
本当に美しい人には
その物語りを 僕の方から 聞きたくなる
本当に素敵な世界には
その歴史を 僕の方から 問いかけたくなる
・・・
僕も いつか 自分から語るんじゃなく
問いかけられる 深いシワを刻んだ大人になってみたい
そして
僕たちの子どもが 僕とkokoが見つめ合い歩んできた道を
大きな瞳を輝かせながら聞いてくる
そんな日が訪れることが 今からとっても楽しみだ
もう ずっと遠い昔から僕たちの物語りも始まっている
TFR
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