術後2年検診が経過してから、

ずいぶん経ってしまった。


クリニックのマンモグラフィは

根こそぎ持っていかれる

感じはあるけれど、


前回と同様、

まるで石抱の拷問のように

ぺしゃんこにされ、

傷が引っ張られて痛い。


術後ケアを

まったくしていなかったので、

傷は少し開いたかな。


軽い浮腫は落ち着いていて、

以前と変わらない

生活ができるようになった。


面会可能になっていたので、



ラウンジまで上がってみた。


懐かしいというより、

昨日のことのような感覚。


入院中に見た絵本を

再度読んでみた。



がん細胞は常に存在していて、


こうなると手に負えない。
やはりがんって恐ろしい。


絵本の中の

お父さんが言うように、

寿命や死に様はわからない。


絶対があるとするならば、

いつかは死ぬということを、

乳がんは気づかせてくれた。


行きたいカフェや

レストランを調べて

2ヶ月先のスケジュールを

埋めるのが楽しい。


1ヶ月前に予約した

築地本願寺カフェ。



先の話だと思っていても、

もう過去の話になっていて、

あっという間に過ぎ去って行く。


詰め込まなくちゃ

もったいないよね。


そして、



こうして毎日を
生きられるのは、
他者から
守られているおかげ。


飲んだり飲まなかったりの

ノルバデックスのせいか、

シミが濃くなってきて、


資生堂ライフクオリティー

ビューティーセンターへ。



階段を下りる。


廊下一面は
資生堂一色。


スタッフの方が

明るい笑顔で出迎えてくれた。


前々から

パーフェクトカバーが

よいと聞いていたので

お試しに。



パンフレットにある、
黒い肌の方のシミより
ほんの薄いシミが
頬骨全体にあり。

期待していたのだけれど、
ほぼ隠せなかった。
これでは
家の中ですら厳しい。

そういえば、
スポッツカバーも
まったく肌に馴染まなかった。

顔半分はおさらいとして、

自分でメイク。



最後に

使用したアイテムと

アドバイスを

細かく書いてくれる。


自分に合う下地とチークを

後日購入したので、

行ってよかったと思う。


いつも美肌だと

言ってもらえるのは、


愛用している

カバーマークの

フローレスフィットが優秀で、



クレ・ド・ポーボーテの
タンクッションエクラ用の
パフと相性がよく、
軽い塗り心地なので、
重ね塗りしても問題なし。

これ以上のファンデが
なかなか見つからない。

帰りに角山本店で
麩饅頭を購入した。


ほのかに
青海苔の風味がして
美味しかった。