蓄電池における技術革新とストーリー

トヨタと東京工業大学及び研究機構によって、リチウム電池の容量が10倍にもなるものが試作された。

全個体電池で、電子の伝搬に液体を使う電池（現主流）よりも、安全面で優れているとのこと。2015～2020年での実用化を目指すようだ。

量産されている今の電池に比べれば価格は到底合わないだろうが、航続距離が普及のネックになっている現状を鑑みると、現メーカにとっては大きな脅威になりそうだ。

このように、技術革新が次々と生まれる昨今では、初期投資の回収期間を長く取れない。（先行者利益を享受できる期間が圧倒的に短くなったのも、最近の特徴だ。）装置ビジネスが成り立ちにくい時代になっており、性能だけに頼らないですむ、顧客価値を創造することが必要だ。

業績が好調な企業や既得権益で潤っている大手企業ではなく、中小企業、個人がいかに先進的な発想をし、顧客価値を抱かせるようなストーリーを提供出来るかが重要になると感じた。個人の時代への流れは止まらないだろう。


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教養と目標と制限

プレジデントを読み、仕事の効率化には制限を加える事は必須であり、制限の加え方の良し悪しが出来る人との差なのかもしれないと感じた。

優先順位はもとより、整理整頓、デッドラインの設定など、あるべき姿ややらなくてはならない事項からブレイクダウンされた制限により、するべきことが明確になり、効率よく物事を進められる。

これを推進する為には明確にあるべき姿をイメージできる事が必要だ。成功者達は、あるべき姿が明確化されているからこそ、同じ時間軸の中で、優れたアウトプットを出せるのだろう。

稲盛氏は、あるべき姿を古典や宗教の教えから学んでいるという。ビジネスとは直接関係のない教養が、イメージングに大きく影響するのだろう。

教養を積み、役割ごとの目標を立て、するべき事を明確にしていきたいと感じた。

カルテル発覚

国内ベアリングメーカー4社に対して、
カルテルが結ばれていたとして、公正取引委員会は強制調査を実施した。4社で80パーセントのシェアを誇り、市場規模は4000億円と大きな市場で起きた不祥事だ。

カルテルが結ばれている市場では製品による差別化が難しい市場だと言える。そうした製品は、下手をすれば新興国に台頭されてしまう製品群だともいえ、国内に加工技術等のノウハウを保つ為及び国内の雇用を守る為に、カルテルは重要な一端を担っていたのではないか。

自由競争主義は大切な事だが、日本の国益を考えた場合、カルテルの全てが悪だとは言いづらい。今後もコモディティー化しかかっている製品で、このような不祥事が増えていくだろう。

政治が混乱して久しいが、日本国の目指すべき産業について、真剣な討議が必要だ。

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