以前私は新生児集中治療室というところで生まれて間もない赤ちゃんを診ていました。
インキュベーターと呼ばれる箱の中に入って環境の整備をされ、酸素や湿度、温度など生きていくために最適な環境を提供されます。
しかし生きていくために必要なすべてが揃っているかと言えばそれは違いました。
赤ちゃんは不安そうに全身で暴れ、泣き、状態を悪化させます。
もがいて、もがいて箱の隅に身体を接触させてやっと落ち着くなんてことが観察されました。
職員はそんな赤ちゃんが少しでもすやすや、朗らかに過ごせるように照明を落としたり、静かにしゃべったり、ポジショニングと言って体を包み込むように寝具をセッティングしたり・・・
それでも赤ちゃんは落ち着かずに体をのけ反らせて我々に助けて!とサインを送り続けます。

赤ちゃんを落ち着かせるには何が一番最適なんでしょうか?
それは、触れるという行為でした。

赤ちゃんは人間の手が、肌が、温かさが落ち着かせてくれます。
赤ちゃんは特にお母さんの話しかけや抱っこ、タッチに安心して落ち着きました。

そうなんです。赤ちゃんだけでなく人間は人に触れることで安心と落ち着きを獲得するのです。
安心できてはじめて外界に目を向けて探索しようとします。

成長は落ち着いた環境、安心できる環境があって初めて成り立ちます。

子供が成長して母親の触れる機会が減ります。
子供も触ることを求めなくなってきます。それは十分落ち着いた環境を獲得できたからという事とともに言葉というものを獲得してコミュニケーションや愛情表現の手段が変わってくるからでしょう。

幼児期は転んだら泣きながら母親の胸に飛び込んできます。
幼児期は怖いことがあったら母親の胸に飛び込んできます。

とくに赤ちゃんは言葉をしゃべれない分だけ身体全身を使って愛情を感じ取ろうとします。
小さい頃は赤ちゃんに触れて愛情を注いでください。そして赤ちゃんからの愛も感じ取ってください。

物が豊かになったからと言って、愛情をおもちゃや教材に置き換えないでください。

しゃべれないだけで子供は身体全身で両親の愛を感じ取り、そして安心したからこそいろんなことに挑戦しようとするのです。

触ること!動物にとって愛情をかんじる最大の効果です。

オール接骨院は触ることを大事にしているのはその為です。
子供にも、患者さんにも、もちろん赤ちゃんにも!

最近子供と握手してますか?
握手だけでも子供は変わります。