昨日は、雲一つない五月晴れだったが、今朝は柔らかな日差しながら山崎、淀の辺りは霞で覆われている。


ヴィクトリア・マイル、京王杯と競馬の重心は東京に移って、京都は消化試合の様相になった中で。3歳の葵ステ


ークスが少し魅力があるようだ。


 出走表を見ると、芝の1200mとあって、14枠中サクラバクシンオーゆかりの馬が6頭も見られる。


どの若駒が亡き父の名を高めるか、興味が湧いてくる。


 立ちはだかる、キングカメハメハの産駒、ロードカナロアミヤジエムジェイ


ディープインパクトの仔プランスデトワールの良血への挑戦が、京都ゆかりの葵の名のもとに。


まさに夢の競馬である。



 

結果;                         勝ちタイム  F

1着 ③ロードカナロア               1:09   34.4

2着 ⑩サクラベル(母の父;サクラバクシンオー) 1・1/4  33.9    

3着 ⑬ミヤジエムジョイ              クビ   34.3

9着 ⑨プランスデトワール  直線向いて押し上げるも、  F34..3 中団のまま

                   距離不適合

11日の日経新聞スポーツ欄に、


 魁聖が取り組み後、兄弟子魁皇に報告と、引き上げる挨拶の為、東から西の


支度部屋に行った。西部屋の監察委員の出来山親方は問題なしと判断した。 二


所ノ関監察委員長は「誤解されることが無いよう師匠の友綱親方にに伝える」と述べ


たとあった。 「力士にとって重要な礼儀であるが」と付け加えてあった。


 師匠と弟子、兄弟子と弟弟子の秩序と礼儀は、相撲が単なる勝ち負けのスポーツ


でなく、、大相撲を支える重要な伝統である。


 東日本大震災に際して、世界の注目を浴びた日本人の和の根源となる礼儀であ


る。 


        『角を矯めて、牛を殺す』 愚擧になることを憂う。


 

 今週から始まった大相撲、夕方のTVにポッカリと穴が開いた空しさを覚える。


八百長相撲だ、無気力相撲だ 協会のガヴァメントの問題だ 相撲の改革だ と学


識者と云うお方は喧しことだ。


 今日もTVで 「相撲はスポーツだ、改革しなくては国民は附いてこない」 と宣って


いる御仁いた。


相撲の発祥について、ここでは述べまい。(興味ある方は 相撲の歴史相撲の変遷


 髷を結い、廻しを締めて、土俵を塩で清め、四股を踏み、仕切りを繰り返し


意気が合った処で、立合う。 この数分の間に力士の肌は、桜色に紅潮して行く。


土俵に緊張に覆われ、観衆は寂として凝視するこの一時こそ相撲の醍醐味である。


他のスポーツでは見られぬ、日本文化の伝統美であり、芸術である。


 江戸中期より、相撲巡業は、”興行”と言われ、今日に至っても 初場所興行と云うように称さ


ている。 他のスポーツのように開催とは言わないし、ワールドカップ興行も言わない。


 日頃鍛えた技を競う取り組の緊張を、行事、呼び出し、土俵入り等で、間と


さでほぐし観衆を満足させる演出は、歌舞伎、浄瑠璃の興行に通ずるものがある



 八百長、無気力相撲と眉間に皺を寄せて高言のたまうが、


 水泳でも、予選で力をセイブして、決勝に備えるではないか。 


 彼の純情の塊の、高校野球でさえ、力の差があれば、メンバーを落として、力の温存を図るで


はないか。


 これらはスポーツにおける作戦であって、これを無気力試合と云うものは誰も居らない。



 相撲愛好家は、相撲の世界も社会の縮図であって、時に武士の情けもでるものと


先刻承知で、相撲の流れの一つと興味を持って興行を見て楽しんでいるのだ。


 世間に、物事を滞りなく進めるために根回しすることも一つの知恵である。 


時に、政治とカネの様に、銭がついて来ることもあるようだ。


 これを誰も八百長とは言わなし、慣習だと認めている


 

 大の男に、携帯電話の持ち込み禁止をしたり、支度部屋に監視人を置いたり、


果ては、土俵に監視カメラを設置したり、まるで悪戯児扱いで、力士を全く信用して


いない。


 一定の型に嵌めることが、秩序であり教育であると思いこんでいるのは、未熟と言


わざるを得ないし、これが日本伝統の相撲であると言いたいのかと嘆かざるを得な


のである。



 


 漱石の、『智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば屈だ』


にならない様に、   皆大人になることだ


 





 3歳馬のオープン・クラス、流石と思える粒揃い、仕上がりも優劣つけ難い凛々しさであった。


 マイルの王者サクラバクシンオーの産駒⑬グランプリボス、気合溢れて2人引き、


ディープインパクトの産駒共に堂々としていたが、⑰コティリオンは締まった体で、馬群中最高の出来。①リアルインパクトも静かに周回する。


 丸外として推薦した⑨ヘニーハウント 2戦馬の為かやや緊張気味、返し馬で鞍上と折り合いを欠いていた。


 エイシン、エーシンの2頭ではジャッカルの方が気合いが乗って見えた。


 もう一頭の2戦馬 アイヴィーリークは、矢張り入れ込みが目立った。


以上より、①-⑬-⑰をメインに、 ④を組み込んだ3連複を少々の馬券。


レース展開:

 ⑩フォーエバーマークが大きく引き離しての逃げ、③エイシンオスマンが2番手、中


団の埒沿いに①リアルインパクトが、その外に⑬グランプリボスが行く。後方に⑱オ


メガブレインが馬群から3馬身遅れ、更に3馬身遅れて⑰コティリオンが追走する展


開となる。


4コーナーを⑩フォーエバーマークが1馬身離して独走態勢、①リアルインパクトが


内埒を狙い、その外の⑬グランプリボスが更に外に持ち出し馬場の中央を狙う、こ


の時⑩フォーエバーマークとの差数馬身、400標識で尚一馬身差を保つ⑩フォーエ


バーマークの直後に③エイシンオスマンが、その後に黄帽⑨ヘニーハウントが見え


る。200m標識過ぎて、中央を通って一気に⑬グランプリボスが抜けてくる。 アナ


ウンサーのグランプリボス、グランプリボスの叫ぶ声。大外より凄しい勢いで上がっ


てくるピンクの馬(⑰コティリオン)またたく間に馬群を交わして、⑬グランプリボスに


追いすがる。 内側で懸命に鞭を叩く白帽(①リアルインパクト)、ゴール前数mで漸


く③エイシンオスマンを交わして3着に入る。 手に汗握る好レースであった。



 ディープインパクトの産駒は、父に比べて最後の詰めが甘い印象であったが、


今日のコティリオンの最後尾より大外を取って、直線での爆発は、父ディープ.その


ものであった。 小牧太騎手に聞けば、矢張り飛んでいるようだと、答えるだろうか。


1着 グランプリボス         1:32.2         34.0

2着 コティリオン           1・1/4         33.4

3着 リアルインパクト         3/4          34.2

4着  エイシンオスマン        3/4          34.7

5着 プレイ               クビ          34.8  



 専門誌を見ていたら、京都9Rに矢車賞が眼に止まった。 


皐月空に、新緑香る風をはらんで泳ぐ鯉幟り、カラカラと回る矢車。菖蒲の節句の


一齣である。 なのに矢車賞は牝馬限定とある。


 ともあれ、デイープインパクトxエアグルーブの仔グルヴェイクが出走している。


もう一頭、ディープの仔、モスカートローザ(母;ローザロバータ・USA)。


 良馬場の中長距離に、名を残したサクラユタカオーの血を受けるサクラプリエール


も興味の一頭である。