一昨年はウオッカが、昨年はトールポピーがこのJFを勝って、ウオッカはダービーで牡馬を蹴散らし、64年振りの牝馬のダービー優勝をなしとげ、トールポピーはオークス優勝をしたように、今後のクラシックに繋がる由緒ある若駒の闘いである。


出走表18頭中3戦3勝のデグラーティア、2勝馬が9頭で、あと8頭は22頭から抽選に当たった幸運の馬たちである。


2歳馬は今年6月から初めてレースを行い、これまで2,3回のレース経験しかなく、勝ち数のみでは評価出来ない。

 ウオッカは10月29日に新馬緒戦で勝ち、11月12日黄菊賞2着でFJは3戦目であった。

 トールポピーは7月8日新馬戦2着、10月20日未勝利戦で勝利、11月11日の黄菊2着で、JFは3戦目であった。

 共に1勝馬からの抽選で出走が叶った幸運な馬である。


 京都黄菊賞は牡馬との混合戦であり、このレースに好成績を挙げた牡馬は後のクラシックでも活躍している重要なレースである。従ってこのレースで健闘した牝馬は可なり能力の高い馬と見てよく、J.F.の検討のために大いに参考になる。

当該馬はジェルミナルである。


 2勝馬の多くは、能力が高くて厩舎の自信馬は京都、阪神、中山、東京(府中)で の新馬戦に出るので、比較的優劣の差が大きい馬のレースとなる福島、新潟、小倉などに出走しての勝ち数である。

 その内 ダノンベールは、新馬が福島であるが、中山扶養S(混合)特別2着、東京赤松(牝馬)特別で優勝している点、例外である。又今回早くから栗東に入厩し好調教である点期待される。

 

 唯一の3勝馬デグラーティアは、阪神新馬勝ちし、小倉フェニックス(混合)優勝、小倉2歳S(混合)でも優勝している。 只距離がいずれも1200mで、小倉の馬場は平坦であるのに比べて、阪神のコースはゴール前200mから可なりの坂であり、力のある馬でないと苦しい。デグラーティアは新馬阪神で1200mながら勝っている点が如何出るか。

 付記 浜中騎手は、福岡出身で今夏小倉競馬での最多勝利騎手となった。

  過去の小倉2歳S優勝馬は、阪神では好成績を挙げていない。


 注目の良血馬ベエナビスタ④京都新馬3着、⑤京都牝馬未勝利で勝ち上がり、今度が3戦目である。勝ちタイム1、35.8 上がり3F34.5でタイム的には優秀であるのが人気の理由だろう。調教は好調の様。


 アディアフォーンは名牝(桜花賞馬)ファレノプシスの仔で5戦2勝と、出走数が多いが2・2・1・0と3着以内にまとめている点は、勝ち味が遅いが(上がりタイムは34秒台)堅実である点魅力あり。


 その他では、ミクロコスモス(武豊から鮫島良に乗り代わり)、チャームポット、ショウナンカッサイ等に目が移る。


 今年は特に中心馬と言える馬が見当たらない。混戦である。