今回も結婚式の場面で様々登場する専門用語…。
今日は「 熨斗(のし)」
結婚式をはじめ様々な贈り物でよく聴く言葉「熨斗つけますか？」
この熨斗ですが右上についているアレです。
熨斗とは熨斗あわびの略です。
慶弔時の贈答に用いるもので色紙を折って上が広く細長い六角形にし、
細く切ったのしあわびをその中に貼りつけたものです。
よく品物の上にかけられている紙は「掛け紙」と呼ばれるものです。
その上に水引と熨斗を付けて贈っていたものが簡略化されて
印刷してある【熨斗紙】になっています。
さて熨斗あわびとはなんでしょうか？
のしは鮑（あわび）を薄く熨したものが起源となっており
生ものの象徴でした。
供え物としてのしを添えることで、
生ものを添えた贈り物とすることになっていました。
そのため贈り物自体が生もの（鮮魚・果物など）の場合は
のしは必要ありません。
また、のしの起源である鮑（あわび）は長寿の象徴であり、
末永く続くようなお祝いごとに適しています。
結婚式で使用されるこの熨斗と水引
特に水引の種類には気を付けなければいけません。
画像は蝶結びの熨斗紙です。
一般的にみられる「蝶結び」は何度でも繰り返し結び直せることから
何度訪れても嬉しい祝い事に使います。出産や入学、誕生日など。
それに代わって「結びきり」「あわじ結び」は
両端を引っ張っても簡単にはほどけないようになっています。
ですから簡単にほどけない、二度と無いという意味で
結婚式には結びきりがふさわしいのです。
葬儀も同じくです。辛いことは二度と無いことを
願って結びきりで送ります。
かわいいデザインの熨斗や封筒、祝儀袋などを使いたいと思います。
その時このデザインは結婚式にふさわしいかを
確認してから選んでくださいね。
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