こんにちは、ALL THAT PRINTINGのヘルプちゃんです。

 

今日は Adobe Illustrator(イラレ)なしでも図案作業ができる方法 をご紹介します✨
今回は例として、アクリルキーホルダー(アクキー)の作り方 をお届けします!
詳しい手順は下の内容をチェックしてくださいね♪

 

Illustratorを契約していなくても、
誰でもカンタンに入稿データが作れる方法 なので、
ぜひこのチュートリアルを参考にしてみてください😊

 

 

 

イラレ不要!アクキー用入稿データを簡単に作る方法

 

 

 

 

まず、Inkscape(インクスケープ)とは?

 

 

無料で提供されているオープンソースのベクターデータ編集ツールです。

 
 ※このツールはCMYKに対応しておらず、RGB形式での保存となるため、 実際の印刷物と色味が異なる場合があります。
色味にこだわりのある方は、1個のサンプル制作をおすすめいたします。

 

 

 

 

 

(1) 準備物:Inkscape/画像ファイル(背景が透明なPNGファイル推奨)

図案画像の背景が透明でない場合は、
下記の remove.bg サイトを利用して、無料で背景を削除(切り抜き)することができます。

 

 

 

(2) Inkscapeを開きます。

キャプチャ画像では韓国語バージョンを使用していますが、
日本語バージョンもほぼ同様の内容ですので、参考にしてください!

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

[ファイル]→[開く] または [ファイル]→[インポート] を使用して、作成するイラストを読み込みます。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

  • PNGファイルを読み込む際は、必ず「埋め込み」を選択してください。

  • 画像のDPIや画像の表示モードはお好みで設定して構いません。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

正常にインポートされた状態

 

(3) 解像度の設定

[編集]→[設定]→[インポートした画像]メニュー から、解像度を設定します。
印刷用の基本解像度は300dpiです。(300dpi以上でも問題ありません)
インクスケープでアクキー入稿データ作り方

 

(4) キャンバスサイズの設定

[ファイル]→[ドキュメントのプロパティ]メニューから、キャンバスサイズ(=ご注文サイズ)を設定します。
キャンバスサイズは、ご注文サイズと同じ寸法で設定してください。(例:60×60 など)
※ALL THAT PRINTINGのサイトのサイズにはmmが基準なので、mmでの設定をおすすめします。
インクスケープでアクキー入稿データ作り方

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

キャンバスサイズを基準に、画像をお好きな位置に配置してください!

 

(5) ホワイトレイヤーの作成

右側のレイヤーパネルで、 画像を右クリックして、[ビットマップをトレース]機能を使用します。
モードオプションやしきい値の数値を調整して、「できるだけ輪郭線だけが残るように」設定してください。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

ビットマップをトレースの画面▼

インクスケープでアクキー入稿データ作り方(◀❌おすすめしません)                           
インクスケープでアクキー入稿データ作り方(◀⭕おすすめします)

 

 

 

  💡ホワイトレイヤーの修正

「ビットマップをトレース」で作成したパス線を選択した後、  [パス]→[動的オフセット]メニューを選択します。
上部に表示されるひし形(◆)を選択・ドラッグして必要に応じて拡大または縮小します。
さらに、各ノードを移動させて、ホワイトが作成されていない部分を埋めたり、不要な部分を削除したりして調整します。
 
インクスケープでアクキー入稿データ作り方
ホワイト部分が見えやすいように、目立つ色(C100)に変更しました。
(このレイヤーのカラーはC100で固定してください。)
 
インクスケープでアクキー入稿データ作り方
上部に表示されるひし形(◆)を選択して、お好みの大きさに拡大・縮小します。
 
※ホワイトレイヤーは、背面に見える画像より少し小さめに作成してください!
(印刷時のズレによってホワイトがはみ出すのを防ぐことができます!)
 

 

そして、ホワイトレイヤーを追加し、元のパスレイヤーを移動させます。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

左上の「レイヤー追加」ボタンからレイヤーの名は[White]レイヤーを作成し、
[path2]をドラッグして移動させます。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

移動後の完成イメージ

 

移動したパス線は、[パス]→[オブジェクトをパスへ]メニューを使用して、パスデータに変換します。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

 

(6) カットラインレイヤーの作成

「5」の手順と同様の方法で、カットライン(カットパス)を作成します。

画像を選択 →[ビットマップをトレース]→ 右側の[塗りと線]パネル → 線を追加(M100, Y100)
(このレイヤーのカラーはM100,Y100で固定してください。)

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

[パス]→[動的オフセット]を使用して、ドラッグしながらカットラインの形を作成します。

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

拡大により赤い余分な部分ができた場合は、 ノード(ポイント)を直接選択して削除してください。
不要なノード(ポイント)を選択して削除してください。


同様に、修正したパス線は[cut]レイヤーに移動してください。

 

 

 

 💡パーツの穴を作成する

 

左側の「楕円/円弧ツール(Elipse/Arc Tool)」を使って円形を作成し、
「選択ツール(Selector Tool)」でサイズを調整します。
アクキー入稿データ作り方

アクキー入稿データ作り方
基本的なパーツの穴は2.5mmです。

円形パス線のコピーを作成します。

アクキー入稿データ作り方

カットラインやホワイトと同様に、[パス]→[動的オフセット]を選択して、 リング用の余白部分を作成します。

 

インクスケープでアクキー入稿データ作り方
インクスケープでアクキー入稿データ作り方

外側の線と元のカットラインを両方選択して、[パス]→[結合]を使い、ひとつのパスにまとめます。

アクキー入稿データ作り方

このようになります!


インクスケープでアクキー入稿データ作り方

インクスケープでアクキー入稿データ作り方

円形部分と外側の線を選択して、[パス]→[排他 メニューを使用すると、
ひとつのカットラインとして完成です!

 

上記と同じ方法でコロットスタンドなどもさまざまな製作に応用することができます。

 

(7) 保存する

[ファイル]→[エクスポート] メニューを開き、
300dpiになっていることを確認してから、 PDF形式で保存すれば完了です!
インクスケープでアクキー入稿データ作り方

このファイルを入稿データとして添付していただければ大丈夫です!

 

アクキー入稿データ作り方

ホワイトレイヤーが最上部にある場合、このように保存されます :)

 

 

📌<レイヤー設定について>

レイヤーの構成は、現在ご案内しているガイドの形式に沿ってご入稿いただけますと幸いです。
弊社では Adobe Illustrator を使用して作業を行っておりますが、
Inkscape と Illustrator 間の互換性の問題により、レイヤー情報が失われる場合がございます。

そのため、レイヤー内のパスカラーは必ず固定で設定をお願いいたします。

  • ホワイトレイヤー → C100

  • カットラインレイヤー → M100, Y100

上記のカラー設定を必ずお守りください。

ガイドに沿っていないデータでご入稿いただいた場合、
弊社側で Illustrator 上にて手作業で修正を行う必要があり、
追加の修正費用を請求させていただく場合がございます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

ご不明な点がありましたら、いつでもコメントでお知らせください!