何でもコツコツ努力すること | 毎日スポーツ!毎日お祭り!毎日感動!フォトクリエイト社員、熱血ブログ!

何でもコツコツ努力すること

バスケットボールを始めて僅か2年足らず。
これ程の短期間であっても、彼が持ち前の才能を
開花させるには充分だったということなのであろう。

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岐阜県高山市に暮らす中学2年生のN.D君は、
飛騨地区選抜のメンバーとして
第19回東海ジュニアバスケットボール大会に出場した。

普段とは勝手の違う大きな体育館でのリーグ戦。
真っ赤なユニフォームに13番を背負った小柄なフォワードは、
最大の武器であるスピードを生かして華麗にコートを駆け回った。


試合当日の12月17日、
「上手い子に混ざってプレーするのがすごく楽しみ」
と言い放って元気いっぱいに家を出たN.D君。

しかし息子の勇姿をスタンドで見守った母親のN.Mさんにとって、
試合前の彼の表情は、言葉とは真逆のものに見えたという。

「寒かったのもあるかも知れないけど顔が引きつっていたし、
緊張しているのがわかって見ていられませんでした」


試合が始まる前、我が子を見てそう感じていた
N.Mさんの心配を吹き飛ばしたのは、
コートで躍動するN.D君のプレーだった。

「シュートが決まった時は、我が子ながらカッコイイと思いました。
出場時間は短かったのですが、シュートフォームもきれいで、
スター選手のように見えました



中学入学と同時にバスケ部に入ったN.D君。
当初は小学校の時からミニバスをやっていた
チームメイトに技術では歯が立たず、
弱音を吐くこともあったという。

その時期に諦めることなく基礎練習を積み重ねた成果が今、
花開いたのであった。

「私は何でもコツコツと努力して、
とにかく一生懸命やることが大事
だと思っているんですよ」


そう訴える母親の考えが正しいと証明したのは、
家では甘えん坊でやんちゃな次男のN.D君だった。

 「結構頑張れたし、自分なりには満足している」
帰宅したN.D君は、家族の“どうだった?”という問いに
笑顔でそう答えたという。

選抜チームのメンバーに決まった時は
“嬉しいよりも、ついていけるか心配”
と不安ばかりを口にしていた息子が
短期間で大きく成長したことがN.Mさんは嬉しかった。

しかしながら母親をさらに喜ばせてくれたのは、
N.D君が何気なく口にした、それに続く言葉の方だった。

「中学ではいつも当たり前に試合に出られるけど、
選抜チームではベンチに座っている時間が長くて、
試合に出られない子の気持ちがよく分かったし、初心を思い出した


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高校に行ってもバスケを続けたいと思っているN.D君。
岐阜が誇るスピード派のポイントゲッターは、
母親の大好きな“何でもコツコツと努力すること”
という言葉を胸に刻み、
これからも更なるステップアップに励むことであろう。

(文責:スポーツライター金子塾 三浦)