【 制作 】 2009年
【 監督 】 ミミ・レダー
【 出演 】 モーガン・フリーマン、アントニオ・バンデラス、
ラダ・ミッチェル 他
【 時間 】 104分
【 内容 】
ニューヨークでは名の知れた大泥棒のキース・リプリーは、
1年前にロマノフ宝石店で発見され、4000万ドルの価値を持つ幻の卵、
”ミステリー・エッグ”の強奪を計画。
元相棒で今は亡きビクトル・コロレンコの代わりとして、
同じく腕利きの泥棒、ガブリエル・マーティンをパートナーにする。
一方、リプリーを2度逮捕した強盗殺人課のウェバー警部補は、
事前にリプリーが動いていることを察知し、警戒を強めていた。
2人は厳重なセキュリティシステムを突破し、
ついに”ミステリー・エッグ”を手にするのだが・・・
【 感想 】
モーガン・フリーマンとアントニオ・バンデラス、
2人の腕利き泥棒がタッグを組んで、幻のお宝を盗むという話。
リプリーの元相棒であるコロレンコを軸として、
借金をした挙句に警察に寝返ろうとしたコロレンコを殺した
ロシアン・マフィアのニッキー、
弁護士でガブリエルと恋に落ちるコロレンコの娘、アレックス、
ニッキーに亡きコロレンコの借金を返そうとエッグ強奪を計画するリプリー、
リプリーに誘われエッグ強奪に参加するガブリエル、
といった相関関係で話が進む。
結局、ガブリエルはウェバー警部補の仕向けた囮捜査官だったが、
じつはリプリーも最初からそのことを知りつつ利用していて、
さらにリプリーの相棒コロレンコもじつは死んでいませんでした、
というオチになるのだが・・・
何というか、見ていて終始乗れなかった。
多分、俳優が「仕事として金を稼ぐためだけに、最低限の演技をしてる」
ようにしか見えなかったからだろう。
もはや「何としても良い作品にしよう」とか、
「キャリアに残る作品にしたい」という思いは微塵も感じられず、
「はい、仕事やりました~」みたいな雰囲気に溢れている。
製作側も、同じようなレベルでしか作っていない。
途中に入るベッドシーンも、
「こんなのも一応サービスで付けてみましたけど」といった感じ。
仕込んだ隠しカメラの映像を携帯端末で見るのは良いとしても、
画面がやたら綺麗に映り過ぎていて、あからさまに「ハメコミ合成」。
ストーリーがロシア絡みだから、主題歌は「t.A.T.u.」。
個人的には「くだらない映画」は全然嫌いではないが、
これは単に「手を抜きまくった映画」でしかない。
もっときちんと作り込めば、また少し違っていた気もするので、
なおさら残念・・・
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