『 エンジェル・アイズ 』 | 横浜紅葉坂シネマ倶楽部

横浜紅葉坂シネマ倶楽部

映画・音楽の感想を中心に・・・(注:ネタバレあり)



【 公開 】 2001

【 監督 】 ルイス・マンドーキ

【 出演 】 ジェニファー・ロペスジム・カヴィーゼル、

ジェレミー・シスト 、テレンス・ダッション・ハワード、

ソニア・ブラガ

【 時間 】 103

【 内容 】

主人公はタフで男勝りなシカゴの女性警察官、シャロン。

しかし彼女は母親に対するDVで実の父親を逮捕して以来、

家族との絆を失い、不眠症の日々を過ごしていた。


そんなある日、彼女はストリートギャングに殺されかけるが、

危機一髪のところでキャッチと名乗る男に命を救われる。


日々当てもなく街を歩き回り、特に仕事もせず、

やはり不眠症で、何もない部屋に暮らすキャッチ。

彼は交通事故で妻と子供を失って以来、

自らを責める一方で過去の記憶を封印し、

1年以上、自らの人生をも見失っていた。


共に大切なものを失った2人は、次第に惹かれ合っていくが・・・


【 感想 】

なかなか良い作品だと思った。

にしても、ぶっとい二の腕で強盗を取り押さえつつ、同時にラブシーンもこなし、

さらに家族との関係で揺れ動く心を演じるジェニファー・ロペスの演技は、

あの『ウェディング・プランナー』と同じ女優のものとは思えない。

ジム・カヴィーゼルも『パッション』と同様、セリフの少ない役でも、

その心情変化を観る側にきっちり伝えてくれている。


ストーリー自体は「大切なもの」を失った2人の男女が出会い、

それぞれ「ゼロからの再出発」をするという単純なものだが、

心理描写が意外と丁寧なので、全編とてもヒューマンな雰囲気がする。


結局、シャロンは家族との失った絆を取り戻すことはできなかったが、

何でもかんでもハッピーにして終わりというのはあまり好きではないので、

個人的にはこれも納得してしまった。


そしてこの作品で最もポイントが高かったのが、2人とも「夜眠れない」ところ。

自慢にもならないが、私も夜あまり眠れなかったりする。

昔と比べれば今はだいぶ良くなったと思うが、やはり時々眠れず、

結局眠りにつかないまま、翌日仕事に出かけたりすることがある。


毎日元気で、心に深い傷もなく、いっぱいご飯を食べて、

ぐっすり眠れる人が羨ましいかと聞かれれば、私はそうとも思っていないが、

いつかぐっすり眠れるようになると良いな、とは思っている。


きっとこのあたりの矛盾が、生きていくってことなのかもしれない。



エンジェル・アイズ [DVD]/松竹ホームビデオ
¥4,935
Amazon.co.jp