【 公開 】 2004年
【 監督 】 エンキ・ビラル
【 出演 】 リンダ・アルディ 、トーマス・クレッチマン 、
シャーロット・ランプリング他
【 時間 】 104分
【 内容 】
舞台は2095年のNY。
そこでは巨大企業ユージェニックス社が全てを支配し、
人工の皮膚や臓器、記憶装置などを供給することで、
人々の言論を統制し、警察権力をも超える力を持っていた。
そのような近未来の世界で、死にゆく神であるホルス、
特別なミュータントであるジル、そのジルを救い出した女医のターナー、
冷凍保存の刑から目覚めた革命家ニコポル、
連続殺人事件を追う猟奇殺人専門の刑事フローブなど、
それぞれの登場人物が織り成す近未来SFストーリー。
【 感想 】
フランス・コミックの人気作家であり、
独自の映像世界を生み出す映画監督でもあるエンキ・ビラル監督の、
主要な3人以外は全てCGで作られた作品。
『ブレードランナー』や『フィフス・エレメント』にも影響を与えたとされる
だけあって、その世界観は非常に精密で独特。
物語の中心人物となるジルを演じるのは、
92年ミス・フランスのリンダ・アルディ。
ストーリーは難解で観る者への説明のようなセリフもあまり無いので、
観終わった後に「意味わかんない」と思う人も多いだろう。
私も何だかんだと4・5回は観てしまった。
強いて言えば、フルCGで全く問題なかったであろうこの作品に、
何故何人かの「生身の人物」を登場させたのか。
そのあたりが、この作品のカギになる部分だと思う。
1から10までキッチリと説明され、
観る側の納得を得ようとするハリウッド映画とは違い、
肝心な説明さえ省いてしまうフランス映画なので、
耐えられない人にはツマラナイ作品としか映らないだろうが、
個人的にはこういう作品も嫌いではない。
いずれにしても、描かれた世界観は見事だった。
興味のある人は、是非。
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