『 LIMIT OF LOVE 海猿 』 | 横浜紅葉坂シネマ倶楽部

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映画・音楽の感想を中心に・・・(注:ネタバレあり)



【 公開 】 2005

【 監督 】 羽住英一郎

【 出演 】 伊藤英明加藤あい佐藤隆太大塚寧々

       吹越満、浅見れいな、美木良介、

石黒賢、時任三郎 他

【 時間 】 117分

【 内容 】

『海猿』の続編。

潜水士として鹿児島の第十管区で実務についていた仙崎は、

必死に頑張っても救えない命があることに悩んでいた。


その一方で恋人、環菜との結婚も話が進んでいたが、

まだまだ半人前の潜水士であるという意識から、

今ひとつ素直に結婚することに踏み出せない。


そんなある日、鹿児島沖3キロで、

乗員・乗客620名を乗せた大型フェリー船が座礁。


仙崎は相棒の吉岡と共に、 救助に向かうのだが・・・


【 感想 】

う~ん・・・

前作は比較的素直に観れたが、

今回はあまりにも突っ込みポイントが多く、

「やっぱりこの手の邦画は・・・」

という固定観念を補強するのに充分だった気がする。


結局、前作での「ガチガチに固めた失敗しないオーソドックスな作り」

を一歩飛び出すと、あっさりこういうことになってしまうのか・・・

まあ、話が大きくなってくると途端にボロを出し始めてしまうのは、

今までの邦画で数多く目にしてきたパターンである。

(と言っても今作は決して「大きなスケール」でもないのだが・・・)


そもそもの部分として、邦画は本気でお金をかけていない、

あるいは「かけられない」環境にあることが問題なのだろう。

最近では投資として映画制作費を捻出するシステムなどもあるが、

いずれにしてもまだまだ、

エンターテイメントに対して消極的な国であることに変わりない。


ただ、スケールのデカい箱物映画ばかりが映画ではないし、

人物の微妙な心情変化などでも、心に残る映画はいくらでもある。

前作はそういった部分でまだ多少、納得できるものがあったのだが、

今作ではあちこちで設定の矛盾点や作りの甘さが目に付くあまり、

観る側が先にしらけてしまうものとなっていた気がする。


イマドキの映画は念入りに、周到に作っておかないと、

観客のツッコミの餌食となってしまう。

逆にちゃんと作っておけば、

そこそこにはなったと思うのだが・・・


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