『 シックス・パック 』 | 横浜紅葉坂シネマ倶楽部

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映画・音楽の感想を中心に・・・(注:ネタバレあり)



【 公開 】 2000

【 監督 】 アラン・ベルベリアン

【 出演 】 リシャール・アンコニナフレデリック・ディフェンタール

キアラ・マストロヤンニ 、ジョナサン・ファース 、

フランソワ・ベルレアン他

【 時間 】 108

【 内容 】

パリで起こった連続猟奇殺人事件を捜査する敏腕刑事ナタン。

犯人特定に結びつく有力な証拠が見つからない中、

猟奇殺人犯ハンターと呼ばれたアメリカ人元刑事を訪ねた彼は、

犯人はアメリカから2年前に姿を消した猟奇殺人者、

「シックス・パック」に間違いないと教えられる。

       

そんな中、相棒ソールが5人の被害者の共通点を見つけ出し、

やっとのことで容疑者を割り出したところ、

その人物はアメリカ領事館職員であった。


ナタンは女性刑事をおとりに使い、

シックス・パックをおびき出す作戦にうって出るのだが・・・

       

【 感想 】

『ル・ブレ』アラン・ベルベリアン監督作品。

こちらは連続殺人犯をベテラン刑事が追い詰めるサスペンスだが、

正直な感想としては「今ひとつ」であった。


フランス映画っぽく、薄暗く、淡々と物語が進んでいくあたりは、

『セブン』と似たような感じで雰囲気が良く、

連続殺人犯の心理そのものに主人公が迫ろうとするあたり、

ちょっと期待していたのだが、


「フランスじゃ動機のねえ猟奇殺人は今まで起きてねぇから、

俺の勘では多分、犯人はアメリカから来た異常殺人者だな。」

(↑こんな口調では言ってないけど)


と結論付けられてしまった時には、正直絶句・・・


他にも、ナタンの上司の


「アメリカ人のユーモアは分からねえ。

ハンバーガーや下らねえテレビ番組ばかりか、

連続殺人犯まで輸出するたあよ・・・」

(↑こんな口調では言ってないけど)


といったセリフなど、

単にフランスのアメリカ嫌いな面を映画に置き換えているとしか

考えられない部分があまりにも多い。


しかも犯人がアメリカの外交官であることは政府も知っていて、

じつはアメリカとの通商交渉に利用していたり、

ラストは謎の特殊部隊が出てきて犯人の頭を吹き飛ばしたり、

作り込みがとにかく粗い。


最近のフランス映画は独特な味のあるものが出ていて好きだが、

ストーリーがここまでいい加減だと、

観終わった後に何だかガッカリしてしまう。


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