【 公開 】 2004年
【 監督 】 メル・ギブソン
【 出演 】 ジム・カヴィーゼル 、マヤ・モルゲンステルン 、
モニカ・ベルッチ他
【 時間 】 127分
【 内容 】
メル・ギブソンが私財2500万ドル、構想12年を費やし製作した、
イエス・キリスト最後の12時間を描いた作品。
【 感想 】
公開当時、「世界中で大論争」などと言われていた問題作。
こういった「問題作」も嫌いではないが、
最近は判断の難しい作品続きでちょっと疲れた・・・
この作品も観る側によって判断が極端に二分する映画だと思う。
ほぼ最初から最後まで拷問を受け続けるキリストの姿が描かれているだけ
なので、見方によってはひたすら過剰暴力、残虐性が目に付くかもしれない。
聖書に詳しい方が観れば、史実と異なる点が多々あることが気になり、
「忠実でない」と言われてしまうのかもしれない。
私自身は無宗教で特に詳しくも知らないのだが、
個人的には、この作品の1番良かった点は、
イエス・キリストという存在にある種の親近感を持てたことだろう。
映画を通して知るまでもなく、
この世界は昔も今も変わらず、争いに満ちている。
国と国、民族と民族、人と人。
あらゆる範疇で対立し、争いが続き憎しみが連鎖し、
人と人が傷つけ合い、殺し合う世界。
我々が日々暮らしているそうした現実世界の中で、
一体どうすれば争いを無くすことができるのか・・・
鞭で身体の肉を削られ、十字架に杭で打ち付けられながらも、
ひたすら神に人間の「許し」を乞うキリストの姿は、
間違いなく解決のヒントを、人間に与えているように感じる。
あなたは他の誰かによって、自分が心から大切に思うものや、
自分にとってかけがえのない人の命を奪われた時、
果たしてどのように行動するだろうか?
そうした極限状態における1人1人の選択が、
世界の進む道を決めるのかもしれない。
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