【 公開 】 2001年
【 監督 】 リドリー・スコット
【 出演 】 ジョシュ・ハートネット 、ユアン・マクレガー 、
トム・サイズモア 、サム・シェパード 、エリック・バナ
【 時間 】 145分
【 内容 】
93年、米軍は国連平和維持軍の主力としてソマリア内戦に介入、
アイディ-ド派の武力制圧に対し、
「希望回復作戦(Operation Restore Hope)」を展開したのだが、
やがて撤退を余儀なくされることとなる。
そのきっかけの1つとなった「失敗」作戦に従事した米兵達の死闘。
【 感想 】
暴徒化したソマリアの群集に引き摺り回される下着姿の米兵の死体。
この映像がニュースで流れた時、とても衝撃を受けたのを覚えている。
ベトナム戦争を題材とした映画が数多くあるように、
勝利した戦争を描くより、負けた戦争を描く方が、
内容にも作品自体にも説得力が生まれやすい。
勿論、ソマリアではあくまでも国連平和維持軍が撤退したのであって、
アメリカという国が戦争で敗北した訳ではないが、
結果的には手に余って見放すという手段を取るしかなかった。
こうした背景を受けて、どのような描き方をするのか興味を持って観たが、
どうもこの映画はそうした政治的な是非は、中心に据えていないようである。
最初から最後まで、ただひたすら戦闘シーンのみであった。
それがつまらないかといえばそのようなこともなく、描写がとてもリアルで、
観ている方も一緒に作戦に参加しているような、
手に汗握る臨場感や緊迫感がある。
最後はまさに命からがら、ソマリア民兵の包囲網を突破して脱出する、
本来ならそうした「格好悪い」姿を描く映画のはずなのだが、
何故だかアメリカ兵が終始「格好良く見える」ことに違和感があるのも事実。
このあたりが視点が一方的なアメリカ万歳映画、
と評価されたりする原因なのかもしれない。
登場人物のキャラクターに対する深みも、若干浅い気がする。
ただ、臨場感の出し方は「プライベート・ライアン」等と並び、
優れた戦争映画だと思う。
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