本当は3日前にはブルネイに入国してる頃だった
それが未だにKKに滞在している
別に足止めされてるわけじゃないけど好きで好んで滞在しているわけでもない
ブルネイ行きのバスは一日に一本しかなくて、朝8時のバスを逃すともうその日は諦めるしかない
他にも船や電車、飛行機で行くことも出来るけど、バスを使うのは俺の趣味だ
3日前の朝、風邪を引いたみたいで朝起きたら体がだるい、その上登山のせいで脚が筋肉痛でまともに歩けない
そんな事を考えていたら億劫になって布団から出ることが出来なかった
昼になんとかだるい体を起こしてゲストハウスのリビングで本を読んだりフルートを吹いたりしてのんびり過ごす
脚が痛くて歩けないから街に出る気にもならないのだ
そしたらゲストハウスのオーナー ルーシーが風邪引いたら食べないと駄目よといって、何か食べるものを買ってきてくれた
もちろん代金は請求されてない
俺が泊まっているゲストハウスはルーシーゲストハウスといって、KKのゲストハウスの中でも安いほうで、ロンプラにも地球の歩き方にも載っている
一泊700円のドミトリーにエアコン無し水シャワーは決して快適な設備とは言えないけど、凄く居心地がいい
ドミトリーに泊まる場合、共同スペースが充実していないとずっとベッドの上にいる事になるけど、ルーシーゲストハウスはリビングと書斎にテラスと人の家のように寛げるスペースが充実している
その上オーナーがとても親切なのだ
ただ優しいだけじゃなく、厳しい一面もあるけど、規則を守っていればいろいろと世話を焼いてくれる
規則と言っても、ドアはそっと閉める、夜騒がない、ゴミはゴミ箱へ この程度のことである
この居心地のよさが俺の脚を止めているのかもしれない
次の日、朝起きて時計を確認したら8時15分だった・・・・・
こうしてまたブルネイ行きのバスを逃すこととなった
バスを2日連続で逃したことをFBで愚痴ったら、オーストラリア人の友達ジェシカからコメントが入っていた
内容は今夜旅人のグループで集まって食事会するけど参加しないか?というものだった
ジェシカはカンボジアのケップで仲良くなったカップルの片割れだ 詳しくはこちら
彼女達も今KKに滞在しているらしく、俺の投稿を見て連絡をくれたらしいのだ
そういう大人数の集まりは苦手だけど、英語の練習にもなるだろうし、久しぶりに旅仲間に会いたいし、やる事もなかったので行くと返事を出した
昼間はとくにすることも無かったので、市内のモスクに行ってきた
相変わらす外見は派手なのに、中はガランとしている
そしてモスクの中に入ると必ずと言っていいほど、床にひっくり帰って寝てるムスリムが数人いるのだ
俺も眠かったし、帰ろうとしたときにスコールが降ってきたので、夕方までモスクの中で昼寝をした
仰向けに寝転がると、モスク独特のドーム型の天井から祈り場にやわらかい光が雨上がりの森の木漏れ日のように降り注いで来て心地が良い
それでも外はスコールなのだがら、なんだか世の中の矛盾を垣間見ているようだった
そのまま目をゆっくり閉じるとムスリム独特の低音の祈りが骨を伝って体に入ってくる。そしてそのまま眠へと落ちていく
なんだかモスクのお昼寝に嵌ってしまいそうである。すごく気持ちがいい
夜になると約束の時間に約束の場所へどうせまだ来てないだろうと思ってちょっと遅れて行ったら、ブロンドの白人が懐かしい顔をして俺を待っていた
BARに行く途中一体なんの集まりなのか尋ねると、元々はカウチサーフィンの繋がりで、KKでカウチをやっている人とそれを利用して仲良くなった人たちがつるんでやっているようなグループで、ジェシカ自身も知らない人が沢山来るのだとか
ちなみにカウチサーフィンとは、旅人の宿泊共同サイトみたいなもので、そこに登録してるもの同士、無料もしくはちょっとした労務と引き換えにその人の家に泊まれるといったネットワークサービスだ
そのネットワークは今や世界中に広がっていて、特に宿泊費の高い国などで力を発揮してくれる。もちろん泊まるだけじゃなくて、自分の国にメンバーが来れば自分も提供しないといけないのだ
こういうサービスは必ずと言っていいほど、当人同士でトラブルが起りがちだが、それでも今最も勢いのあるソーシャルネットワークの一つに数えられる
集まりのあるBARに行くと既に6人くらい集まっていて、半分は地元のマレーシア人だ
そして俺の目の前には日本人っぽい女の子が座っているが、英語がネイティブ並みである
出身を聞くとカルファニアとの事 成る程
よく日本人に間違えられるらしい
日本語で「そうか~」ってどう意味か尋ねられたから、ケースによって意味は違うけど「I see」とかでいいんじゃない? どうして?と尋ねると
バンコクでよく日本人から話しかけられて、もちろん英語で対応すると次に国籍を聞かれカルファニアと答えると「そうか~」と言ってがっかりして去って行くらしい
となりに座ってたので、他の人に一緒に旅してるの?と、聞かれるくらいの日本人顔
これでもアメリカ人です
その後も続々と色んな国籍の人間が到着
スイス オージー 台湾 マレーシア イタリア アメリカ
全員とは話してないからわからないけど、かなりの多国籍だったのは間違いない
見た感じここに参加してるマレーシア人は皆金持ちそうに見える
わずかな距離なのに自分の車でここまで来てたり、高い酒飲んだり、高そうな服着たり
ローカルも好きだけどたまには富裕層とつるんでみるのもいい?
時間が経てば経つほど人数が増えてきて、ジェシカの彼氏のカーティスも到着
どうしてかはわからないけど、ジェシカよりカーティスの英語の方が聞きやすい
ジェシカはたまに言ってる事がわからない時があるのだ
でもジェスもカーティスも俺の発音が悪くて聞き取れない時に何回も言い直すと、「俺たちのリスニング力がいまいちなんだよ はははh」 そんな筈あるわけ無いのに
いい奴である
それもでもフィリピンではあまり通じなかった喋り事が通じるから幾分会話は楽である
フィリピンで「what can you do」と言っても通じかったもんな~
ケースにもよるけど「しょうがないよー」というようなニュアンスになるんだけど、先生ですら通じなかったり、自分に使うときは「what can i do」でしょ、と直されたりしたこともある
「what can you do」は相手に使うときも自分の事でも「what can you do」でいいらしいのだ
話し言葉にまで細かい文法を当てはめようとするとややこしくなるし
自分達の母国語から訳して英語にするからまたややこしくなるのだ
と、そんな偉そうなことは言ってられない。多分この会で一番英語が下手くそなのは俺なんだから
でもそれはしょうがない、だって俺は日本人だからっていったら、みんな成る程と笑っていた
2件目はシーフードレストランに行ったんだけど、少し時間も遅かったので俺は途中で引き上げる旨を伝えたら
なぜだ?と、尋ねられたので、俺のゲストハウスには門限があるんだよ
あ~ルーシーの所にいるのか
そうそう有名なの?
まぁな、彼女はナイスだ!!と特に金持ちそうなマレーシアンが親指を立てて言った


