セブに来たら一つだけどうしてもやっておきたい事があった
もちろんそれは日本では出来るようなことでは無いし、いつでも出来るわけでもない
フィリピン以外にも出来る国は他にもあるらしいけど、チョコレートヒルというロケーションの中飛行機を飛ばせるのはここしかない
セスナの体験飛行
遊覧飛行とは違って、自分でセスナを離陸から着陸までの行程を操縦するのである。しかも今回はチョコレートヒル上空まで行って帰ってくるコースだ。
BSの映像のような風景を自分の操縦で楽しめるのである
価格は操縦者25000円 同乗者が5000円という日本円での支払い。日本人観光客向けのアクティビティらしい
たしかにフィリピンの物価になれてきてる俺にとってこれはべらぼうにな価格だ
しかし、日本を出る前からこれだけはやろうって決めてたらか、日本円でお金も用意してたし・・・甘いものは別腹ってやつで・・・
今回はフィリピン人の友達のクリスティンに同乗して貰って、彼女にカメラ係りをお願いした
ただでさえセスナに乗るのを怖がってた彼女に「俺が運転をするんだ、ライセンス持ってないけど」といった瞬間に顔が凍りつき、しばらくしてから「This is may last day...」とつぶやいた
体験操縦とはいえ、横に日本人のパイロットが乗り、危なくなったらフォローしてくれるのだ
使用するセスナも練習用のセスナで、操縦桿が2ついており、例えば操縦中に俺が寝てしまっても、もう一つの操縦桿でパイロットが操縦できるようになっているのだ
だから安心であると、言う事は面白いからクリスティンには伝えなかったけどね
乗り込む前にパイロットの櫻井さんに「なんか操縦経験とかあります?」「いやないです」
「ゲームとかシュミレーターとかで遊んだ経験は?」「ゲームくらいなら あっ ラジコンヘリの経験ならありますけど、一回もまともに飛ばないまま墜落を繰り返して、何台もお釈迦にした経験ならありますね」
櫻井さん苦笑い・・・クリスティン日本語理解できず
5分程で計器の見方や簡単に操縦の仕方のレクチャーを受けあと、いよいよセスナに乗り込む一同
無線スイッチを入れて、エンジンをかけたら轟音をたててプロペラが回り始めた。クリスティンは完全に沈黙状態、顔が青い。ちゃんとカメラを取ってもらわないと困るぞと
体験操縦は格納庫から滑走路に出る所から始まっている。滑走路は日本でもお馴染みのセブマクタン国際空港
足元には左右2本のペダルがあり、地上では左を踏むと左に曲がり右を踏むと右に曲がるようになっているのだ
両方を同時に踏み込むとブレーキで、前に進むときはペダルを放して、プロペラの出力を上げるのだ
プロペラの音が回転数とともに大きくなりやがて飛行機は少しずつ動き出す、なかなかまっすぐ進んでくれなくて、左右のペダルで調節しながら曲がったり、修正したりするんだけど、これが慣れるまではなかなかうまくいかない
滑走路の目の前の停止線で一旦停止して、国際線の離陸と着陸を一台づつ見送ってからいよいよ滑走路に飛行機を入れる
滑走路を前に一旦停止して、管制塔からのゴウサインをプロペラを回しながら待っている心境は、陸上競技のスタート直前のよう
クラウチングポジションで地面だけを見据えて、耳を澄ます選手たち
一分後に管制塔からゴウサインがでたら、出力を少しずつあげてブレーキを一気に離す
機体は一気に加速を始め、更にプロペラの出力を上げる
滑走路脇の芝生が右から左にどんどん流れて、やがて緑の絨毯に変わってきたところで「操縦桿を少しずつ引き起こしてください」の合図で言うとおりに操縦桿をゆっくりと引っ張り上げる
機体はふわっと頭の方から浮き上がりそのままどんどん上昇していく
風が強くて機体が凄い揺れるんだけど、自転車に乗る要領で操縦桿を微妙に動かす事によって機体を安定させる
こうして文章に書くと簡単そうだけど、ぐらぐら揺れる機体のなかで、緊張して力の入った状況でそんなにスムーズにできるかと言えば、できない
ただ、空を飛ぶ乗り物は地上を走る車と違って、バランスを崩したからって直ちに墜落するわけではないから、とくに櫻井さんのフォローもない
ようは体で覚えろと言うことである
高度が上がると風が少なくなり機体も安定してきて、ようやく外の景色が楽しめるようになって来る
高度は常に500M前後を保つように支持されるんだけど、この高さで見る珊瑚礁と小さな島々からなるセブ諸島のコンビネーションは言葉を失う
死にかけてたクリスティンもようやく息を吹き返したのか、後ろで感嘆の声を上げている
写真はちゃんと取っていてくれてるようだ
上に上がってから旋回やその他最低限必要な練習をしたら、いよいよボホール島に向けてフライト
と思いきや、ボホール島の島影が既に見えてきている
船で行くと2時間も掛かるのにセスナだと10分くらいなの
眼下には密林のジャングルの間を動脈のように走る川、農村、幹線道路、この高度だとそのどれもはっきりと確認することができる
やがて例の甘食のような丘がぽつぽつと見え始めてきた
俺の見えている景色はプロペラ越しからで、飛行機のラインと水平線のラインを基準に飛行機を水平に保つように運転してるんだけど
そのラインの隙間にチョコレートヒルがポコポコと挟まって見えてくるのだ
左に旋回しても、右に旋回しても、チョコレートヒルが目から離れない
櫻井さんの話によると、このチョコレートヒルは全部で約1200近くあるのだとか・・・・
伝説はいろいろあるらしいけど、貝などが大量に発見されていることから、昔は海底だったのだろうと言われているらしい
あっという間のチョコレートヒルも終わりセスナを大きく旋回させてマクタン島に引き返す
帰りの途中に櫻井さんからの提案があり、コースターなんとか?(忘れた)なんていかがですかと
つまりアクロバットまでは行かないけど、飛行機をちょっと派手に運転しようと言ってるのだ
もちろんその時だけは櫻井さんに操縦をかわってもらう
機体は急に垂直降下
スピードが乗った所で急上昇・・
体の動きと内臓の動きにタイムラグが生じているのがはっきりとわかる
急降下から急上昇する瞬間に内臓が下に取り残され、とてつもなく重く感じる。結構痛いし気持ち悪い
これを何回か繰り返してくれたんだけど、後ろでクリスティンが完全にKOされてるのを確認して、終了した
着陸は風が強く飛行機が全然安定しなかったので、ほとんど櫻井さんの補助で着陸
飛行機から降りてちょっとやすんでも、KOされたクリスティンは気持ち悪いのが直らない。櫻井さんの話によると、フィリピン人は体質的にこういうのが弱いのだとか
お気の毒様です
体験飛行 体験なんだからちょこっと感覚を味わうだけかと思ったら、操縦の全てを自分でやらされるのだ
料金的な面も考えると、高いか安いかは微妙なところだけど、いろんな意味でいい経験になったと思う
次は戦闘機の運転だな
帰りにクリスマスの催しがされている公園によったんだけど、ここでも相変わらず物乞いの子供たちが寄ってくる
その方法は、座って話していると、急に目の前にやってきてダンスや歌を披露して、終わるとお金を下さいという目でじっと見つめてくる
コインがないよというと、そのまま次のターゲットのところに言ってしまう
試しにクリスティンに「もうこれ以上貧乏な子供を見たくないよ」と言ってみたら、彼女も「昔から見てるけど、未だに慣れず可哀想だとおもってしまう」
「両親はどうしてるの?」「育児を放棄して子供が稼いでくるお金をあてにしてるのよ」
「なんで育児できないってわかり切ってるのに子供を作るの?」「多分子供に稼がして、自分たちが生き延びるためだと思う」
つまりそうやって育った子供がまた同じように子供作って、自分の子供に物乞いをさせているのだ
この連鎖が続く限り、路上生活者の数は一向に減らないだろうし、この貧困問題を解決しない事には先進国になんてなれない
マニラでは体中砂だらけの子供が、路上の脇にダンボールをひいて、親と一緒に寝ているのを良く見かけるし
道路を歩いていると、汚れた手を黙って突き出して、お金を請求してくる子供、飲みかけのジュースをねだる子供
みていてホント不愉快になる
インドはもっと酷いんだろうけど、マニラやセブも中々のものである
そういった貧乏人の絨毯の上に高級家具を並べて、優雅な生活を送る中国系の大金持ち
フィリピンは今も昔も外の国から利用されている
もちろんそれは日本では出来るようなことでは無いし、いつでも出来るわけでもない
フィリピン以外にも出来る国は他にもあるらしいけど、チョコレートヒルというロケーションの中飛行機を飛ばせるのはここしかない
セスナの体験飛行
遊覧飛行とは違って、自分でセスナを離陸から着陸までの行程を操縦するのである。しかも今回はチョコレートヒル上空まで行って帰ってくるコースだ。
BSの映像のような風景を自分の操縦で楽しめるのである
価格は操縦者25000円 同乗者が5000円という日本円での支払い。日本人観光客向けのアクティビティらしい
たしかにフィリピンの物価になれてきてる俺にとってこれはべらぼうにな価格だ
しかし、日本を出る前からこれだけはやろうって決めてたらか、日本円でお金も用意してたし・・・甘いものは別腹ってやつで・・・
今回はフィリピン人の友達のクリスティンに同乗して貰って、彼女にカメラ係りをお願いした
ただでさえセスナに乗るのを怖がってた彼女に「俺が運転をするんだ、ライセンス持ってないけど」といった瞬間に顔が凍りつき、しばらくしてから「This is may last day...」とつぶやいた
体験操縦とはいえ、横に日本人のパイロットが乗り、危なくなったらフォローしてくれるのだ
使用するセスナも練習用のセスナで、操縦桿が2ついており、例えば操縦中に俺が寝てしまっても、もう一つの操縦桿でパイロットが操縦できるようになっているのだ
だから安心であると、言う事は面白いからクリスティンには伝えなかったけどね
乗り込む前にパイロットの櫻井さんに「なんか操縦経験とかあります?」「いやないです」
「ゲームとかシュミレーターとかで遊んだ経験は?」「ゲームくらいなら あっ ラジコンヘリの経験ならありますけど、一回もまともに飛ばないまま墜落を繰り返して、何台もお釈迦にした経験ならありますね」
櫻井さん苦笑い・・・クリスティン日本語理解できず
5分程で計器の見方や簡単に操縦の仕方のレクチャーを受けあと、いよいよセスナに乗り込む一同
無線スイッチを入れて、エンジンをかけたら轟音をたててプロペラが回り始めた。クリスティンは完全に沈黙状態、顔が青い。ちゃんとカメラを取ってもらわないと困るぞと
体験操縦は格納庫から滑走路に出る所から始まっている。滑走路は日本でもお馴染みのセブマクタン国際空港
足元には左右2本のペダルがあり、地上では左を踏むと左に曲がり右を踏むと右に曲がるようになっているのだ
両方を同時に踏み込むとブレーキで、前に進むときはペダルを放して、プロペラの出力を上げるのだ
プロペラの音が回転数とともに大きくなりやがて飛行機は少しずつ動き出す、なかなかまっすぐ進んでくれなくて、左右のペダルで調節しながら曲がったり、修正したりするんだけど、これが慣れるまではなかなかうまくいかない
滑走路の目の前の停止線で一旦停止して、国際線の離陸と着陸を一台づつ見送ってからいよいよ滑走路に飛行機を入れる
滑走路を前に一旦停止して、管制塔からのゴウサインをプロペラを回しながら待っている心境は、陸上競技のスタート直前のよう
クラウチングポジションで地面だけを見据えて、耳を澄ます選手たち
一分後に管制塔からゴウサインがでたら、出力を少しずつあげてブレーキを一気に離す
機体は一気に加速を始め、更にプロペラの出力を上げる
滑走路脇の芝生が右から左にどんどん流れて、やがて緑の絨毯に変わってきたところで「操縦桿を少しずつ引き起こしてください」の合図で言うとおりに操縦桿をゆっくりと引っ張り上げる
機体はふわっと頭の方から浮き上がりそのままどんどん上昇していく
風が強くて機体が凄い揺れるんだけど、自転車に乗る要領で操縦桿を微妙に動かす事によって機体を安定させる
こうして文章に書くと簡単そうだけど、ぐらぐら揺れる機体のなかで、緊張して力の入った状況でそんなにスムーズにできるかと言えば、できない
ただ、空を飛ぶ乗り物は地上を走る車と違って、バランスを崩したからって直ちに墜落するわけではないから、とくに櫻井さんのフォローもない
ようは体で覚えろと言うことである
高度が上がると風が少なくなり機体も安定してきて、ようやく外の景色が楽しめるようになって来る
高度は常に500M前後を保つように支持されるんだけど、この高さで見る珊瑚礁と小さな島々からなるセブ諸島のコンビネーションは言葉を失う
死にかけてたクリスティンもようやく息を吹き返したのか、後ろで感嘆の声を上げている
写真はちゃんと取っていてくれてるようだ
上に上がってから旋回やその他最低限必要な練習をしたら、いよいよボホール島に向けてフライト
と思いきや、ボホール島の島影が既に見えてきている
船で行くと2時間も掛かるのにセスナだと10分くらいなの
眼下には密林のジャングルの間を動脈のように走る川、農村、幹線道路、この高度だとそのどれもはっきりと確認することができる
やがて例の甘食のような丘がぽつぽつと見え始めてきた
俺の見えている景色はプロペラ越しからで、飛行機のラインと水平線のラインを基準に飛行機を水平に保つように運転してるんだけど
そのラインの隙間にチョコレートヒルがポコポコと挟まって見えてくるのだ
左に旋回しても、右に旋回しても、チョコレートヒルが目から離れない
櫻井さんの話によると、このチョコレートヒルは全部で約1200近くあるのだとか・・・・
伝説はいろいろあるらしいけど、貝などが大量に発見されていることから、昔は海底だったのだろうと言われているらしい
あっという間のチョコレートヒルも終わりセスナを大きく旋回させてマクタン島に引き返す
帰りの途中に櫻井さんからの提案があり、コースターなんとか?(忘れた)なんていかがですかと
つまりアクロバットまでは行かないけど、飛行機をちょっと派手に運転しようと言ってるのだ
もちろんその時だけは櫻井さんに操縦をかわってもらう
機体は急に垂直降下
スピードが乗った所で急上昇・・
体の動きと内臓の動きにタイムラグが生じているのがはっきりとわかる
急降下から急上昇する瞬間に内臓が下に取り残され、とてつもなく重く感じる。結構痛いし気持ち悪い
これを何回か繰り返してくれたんだけど、後ろでクリスティンが完全にKOされてるのを確認して、終了した
着陸は風が強く飛行機が全然安定しなかったので、ほとんど櫻井さんの補助で着陸
飛行機から降りてちょっとやすんでも、KOされたクリスティンは気持ち悪いのが直らない。櫻井さんの話によると、フィリピン人は体質的にこういうのが弱いのだとか
お気の毒様です
体験飛行 体験なんだからちょこっと感覚を味わうだけかと思ったら、操縦の全てを自分でやらされるのだ
料金的な面も考えると、高いか安いかは微妙なところだけど、いろんな意味でいい経験になったと思う
次は戦闘機の運転だな
帰りにクリスマスの催しがされている公園によったんだけど、ここでも相変わらず物乞いの子供たちが寄ってくる
その方法は、座って話していると、急に目の前にやってきてダンスや歌を披露して、終わるとお金を下さいという目でじっと見つめてくる
コインがないよというと、そのまま次のターゲットのところに言ってしまう
試しにクリスティンに「もうこれ以上貧乏な子供を見たくないよ」と言ってみたら、彼女も「昔から見てるけど、未だに慣れず可哀想だとおもってしまう」
「両親はどうしてるの?」「育児を放棄して子供が稼いでくるお金をあてにしてるのよ」
「なんで育児できないってわかり切ってるのに子供を作るの?」「多分子供に稼がして、自分たちが生き延びるためだと思う」
つまりそうやって育った子供がまた同じように子供作って、自分の子供に物乞いをさせているのだ
この連鎖が続く限り、路上生活者の数は一向に減らないだろうし、この貧困問題を解決しない事には先進国になんてなれない
マニラでは体中砂だらけの子供が、路上の脇にダンボールをひいて、親と一緒に寝ているのを良く見かけるし
道路を歩いていると、汚れた手を黙って突き出して、お金を請求してくる子供、飲みかけのジュースをねだる子供
みていてホント不愉快になる
インドはもっと酷いんだろうけど、マニラやセブも中々のものである
そういった貧乏人の絨毯の上に高級家具を並べて、優雅な生活を送る中国系の大金持ち
フィリピンは今も昔も外の国から利用されている





