昨日嫁と別れた

別れたと言っても離婚したわけではなく、先に帰国したと言う事だ

オークランドで一泊して、今頃帰りの飛行機に乗ってるはずだ

今の正直な気持ちとしては、一秒でも早くこの国を出たい

この国の道を歩いてると、この国のバスに乗ると、この国で飯と食ってると

そんな時はいつも隣には嫁がいて日本語で会話していた

だから一人で道を歩いたり、一人でバスに乗ったり、一人で飯食ったりしたりすると

なんだかとてつもなく不自然で、とてつもなく寂しくなってくる

嫁には俺の勝手で寂しい思いをさせて申し訳ないと思っているが、間違いなく嫁より俺の方が寂しいはずだ

嫁は帰れば家族や友達が待っているが、俺は異国でたった一人、英語も下手糞ときた・・・救いようもない

最初から一人で旅してれば二人で旅する楽しさを知る由もなかった

一度共有する楽しさを味わうと、人の肉の味を覚えた熊のように殺されるまでその味を求め続ける

そうならないといいけど

すくなくとも俺は自分の意思でいつでも帰れる

だからって帰るわけには行かない。帰りたいけど帰りたくない・・・・・

帰りたい理由は嫁と離れたくない。帰りたくない理由は日本での日常が嫌。

今まで嫁と始めて出会ってらこの方、一週間以上離れた事なんて一度もない。結婚してからなんて毎日一緒にいた

所謂、空気のような存在というやつだ

この先5年近く離れ離れなんて想像がつかない

最初は大した事ないと思っていたけど、この日が来るってわかっていたけど、実際数日前になって、始めてリアルに実感して

とてつもなくどえらい事だって気がついた

女にふられたような気分だ

これからは俺のブログで「俺たちは」って文章で始まる事もないし、「嫁」が登場する事もない


クライストチャーチの空港では終始笑顔だった

無理してるのはわかってたけど、あえて突っ込まなかった

こういう時は女の方が強い

空港で別れるのは嫌だった

映画やテレビの名シーンの見すぎだと言われそうだが、空港は夢と希望と、そして別れの場所というイメージがあまりにも強すぎる

できれば朝起きて、気がついたら隣のベッドに嫁がいなかった

そんなシチュエーションの方がお互い楽だったろうに

なんで空港まで送りに来たんだろう・・・・

でもそれは送り出す方の義務だよな

出来るだけ長く一緒にいる

一分 一秒でも

出発ゲートを両手を振りながら笑顔でくぐっていくおれの嫁

最後にその細い体に合わないでかいパックパックを背負った後姿を見たとき、改めて。。。

結婚して良かったって思った