意志薄弱な少年が世界を守るため、戦い続ける物語の序章です。

 

個人的に碇シンジはあまり好きではないのですが、一介の中学生が急に世界の命運をかける戦いに巻き込まれ、戦闘を行うパイロットに任命されたら誰だって嫌です。逃げたくなるのもわかります。

 

普通の人間よりメンタルが弱く、意志が弱い碇シンジの成長物語としても見れると思います。そういう碇シンジだからこそ、多くの若者の共感を呼び、エヴァンゲリオンを神作品へと昇華したのでしょう。

 

「逃げちゃダメだ」は碇シンジ屈指の名台詞です。私もなにかから逃げたくなる時、本セリフを心のなかで唱えています。

 

碇ゲンドウも久々に息子に会ったというのに、「エヴァに乗れ」という対応はいささか冷たすぎるように見受けられます。頭の中に碇ユイという存在しか頭にないのだと思います。

 

親子揃ってエゴはかなり強いのかなと勝手に感じました。碇シンジも上司の命令を無視して使徒に突撃を決め込んでいますし、肝が座っているといえます。

 

碇シンジを見ると、自分を信じることの大切さを感じます。逆にいうと、碇シンジはもっと自分に自信を持って行動してもらいたいと感じました。