名作です。

 

春日部での日常のシーンから、天カス学園という非日常に移り、その場で各々が成長する構成となっております。

 

本作ではエリートポイントという制度が存在し、「常に良い子でい続けなければならない」という縛りがあります。個人的に本制度は非常に嫌いです。なぜなら、個性を潰してしまうからです。


そんな中、ラストのマラソン大会のシーンでは各々の個性が発揮されていました。阿月チシオは変顔で走り、マサオくんはオラオラ系へと変貌しています。

 

「泥臭くたっていい。変だっていい。頑張っていれば、どんな感じになっていい。」

 

そんなメッセージが伝わりました。

 

クレヨンしんちゃんの映画の名作であるオトナ帝国の逆襲のラストの追いかけっこシーンと本作のマラソン大会は似ているようで全く違います。

 

オトナ帝国では野原一家総出で敵を追っていますが、本作では親はあくまで子どもたちを応援する側です。つまり、本作ではしんのすけを自立した一人の人間として描いているのです。

 

自主性や積極性を強調しているとも言えると思います。その結果、各々が個性を思いっきり出し行動する展開となっています。

 

我々もしんのすけ達に習って、自主性を重んじ、思いっきり自分を出して踏ん張ってみようではありませんか!