監獄での生活が中心となっている部になっているので、個人的には好みの部です。徐倫は女性ですが、様々な敵と戦っていくうちに、どんどん成長していき、意志が強い女性となっていきます。その過程も好きです。
ラスボスであるプッチ神父は、過去からの解放を望んでメイド・イン・ヘブンというスタンドを発現したと考察されていました。そのために、時間を加速させて、世界を一巡しようと目論みました。
結局一巡した世界で、徐倫たちは平穏に暮らしてはいました。理屈という観点からいくと、世界を一巡させたら、前の世界の精神が残るので、次に起こる出来事が無意識的にわかるので、覚悟ができ、その覚悟こそが幸福への道だとプッチ神父は説明していました。
ただし、それはあくまでプッチ神父の意見であって、全人口そういった考えかと言われると違います。「正解をおしつけたら不正解」だと思います。
昨今ダイバーシティ(多様性)という言葉が騒がれていますが、その言葉を一番理解していなかったのが、プッチ神父だといえるでしょう。個人的にはあらかじめ未来がわかっている状態で生きるのは、安全ですがものすごくつまらない人生になると思います。
何が起こるかわからないからこそ、人生は面白いのだと思います。未来がわからなくても覚悟はできると思います。
どれだけ失敗しても、失敗した自分を受け入れることができれば、前に進めると思います。