●ファントムブラッド
最高の一期です。ここからジョジョとディオの伝説が始まりました。
ジョジョは裕福な貴族の家系、ディオは貧乏な家系に生まれているので、当然いがみ合います。そういった運命だったのでしょう。
ディオはジョジョに嫉妬し、嫌がらせをしていきます。ただ、ディオはアルコール依存症の父親しか持っておらず、ジョジョに嫉妬してしまうのは致し方ないことなのだと思います。
悪い人間は悪い人間になった理由があると思っています。ディオのジョジョへの執着心は見ていておぞましいものがあります。
執着をするから、ボロボロの人生を歩んでいるようにも見受けられます。ディオは他人に依存することなく、ディオなりの道を見つけて幸せになってもらいたいと思いました。
個人的にはツェペリが好きです。名言も数々生んでいます。
例えば、「厳しい北風は気骨あるしたたかなバイキングを生んだのだ!」とかです。逆境だからこそ成長するのだというのを間接的にツェペリなりの表現で表しているのだと思います。非常に前向きに考えて行動するキャラクターだといえます。
ジョジョ一部に関しては、非常に単純な対立構造を取っていると自分は思っています。勧善懲悪なストーリー展開なので、見ている側としても気持ちがよいです。
●戦闘潮流
非常に印象に残っている部です。特に究極生命体であるカーズとの戦いが印象的です。
エシディシやワムウは卑怯な手を使わず戦おうとする意志が見えましたが、カーズはどんな手でも使ってきます。戦士としての誇りという点では、ワムウは素晴らしいですが、私はどんな手でも勝とうとする意志を持ったカーズが好みです。
戦士としての誇りを持って勝負をすることは、言い換えると「相手を舐めている」ことになりますから、逆にあまりよろしくないのではと個人的には感じました。
最終的にカーズは火山の活動という自然のエネルギーを使って敗れました。この大規模な感じは2部が一番出ているのではないでしょうか。
やはり戦いは大規模であればあるほど面白くなるのだと感じます。だからといって大規模にしすぎて、収拾がつかなくなる某アニメ(とある3期)みたいな顛末は望んではいません。
個人的に大好きなキャラクターがシュトロハイムです。サンタナの研究でやらかしながらも、平然と戦闘に参加したり、捕虜を全員粛清したりとかなりぶっ壊れたキャラクターです。
何度自身の体が壊れても修理して舞い戻る執念と根気が素晴らしいです。「ちょいと右脚がギクシャクするがァァァァ 俺のカラダは 修理は完了ォォォォォ」。完全に狂っています。
全編通してキャラクターに個性のある部だと感じました。