名作と謳われている作品です。
本作が名作といわれているのは、クレヨンしんちゃん内で初めて、しんのすけが人の死に触れたからです。しかも、しんのすけの眼の前で殺されています。
又兵衛が誰に殺されたのかはよくネット界隈で話題になっています。そもそも又兵衛はしんのすけに出会った時点で殺されていたのですが、しんのすけがタイムスリップしてきたことにより、状況は変化し又兵衛が死なずに済みます。
それにより、又兵衛は生きながらえることができ、国と姫を守ることができます。しかし、過去の事象が変化してしまっているため、それを修正しようとする力が働き、元々又兵衛が死ぬ原因となった銃弾が又兵衛に当たりました。
「過去はどう頑張っても変えることができない」ことを表しているのではないでしょうか。
ラストシーンで青空を野原一家で見上げ、それを見てしんのすけが又兵衛(青空侍)の剣を空に掲げます。人の死を受け入れ、その上で前向きに生きようとするしんのすけの姿が映し出されます。
私も希望を持って日々生きていたいものです。