漫画『DRAGON BALL』

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非常に面白い作品です。純粋に力を求める孫悟空たちの姿を見ると、自分ももっと純粋な気持ちで仕事に取り組む必要性があると感じました。

 

魔人ブウやセルは、孫悟空一人の力で倒されたのではなく、地球の人々の力を借りたり、悟飯との親子かめはめ波で倒されました。ですので、周りの人々の協力があってこそ真の力が発揮されることを言いたかったのではないでしょうか。

 

個人的に好きなシーンは孫悟空がカリンの塔に到達したときの報酬のくだりです。報酬は結局なく、ここまで来た己の力のパワーアップが報酬だという展開には感銘を受けました。

 

本作では武力で解決をするキャラクターばかりですが、唯一ミスター・サタンが武力ではなく人望や交渉術で敵を翻弄しました。彼の戦い方には学ぶものがあります。

 

そして、かなりプライドの高かったベジータが孫悟空を認めるシーンはかなり良かったです。一番人間的に成長したのはベジータだと思います。

 

そして、勝つことにこだわるのではなく、純粋に戦いを楽しむことにフォーカスを当てている作品だと思います。なぜなら、大人数で強大な敵に向かえばいいものの、本作ではじゃんけんをして一人ずつ出て敵と戦っているからです。

 

本作からはお金にとらわれることなく、「今この瞬間の出来事を楽しむ」ことが重要であることを教えられました。