かなりアクション要素が強い作品です。黒の組織も絡んでおり、シリアスな要素も含んでいます。

 

少年探偵団が活躍している作品となっており、それぞれのキャラの特徴が際立っていたのではないかと思います。歩美ちゃんが蘭に対し、「女のカンよ!」と発言するシーンは笑いました。

 

推理パートはおまけかなと感じてしまいました。犯行動機もツインタワーによって富士山が見えなくなったというハチャメチャな理由でした。

 

ツインタワーから脱出する際、蘭がコナンを抱えてガラス窓を割ったり、歩美ちゃんが秒数をピッタリに数えることによって、ちょうどのタイミングで車を発進させたり、元太は「母ちゃん言ってたんだよ! 米粒一つでも残したらバチが当たるってな!」という発言のもと、一人の灰原を救ったり、光彦は地面に落下死しそうな灰原を救ったりと、コナンや灰原以外の面々も活躍しておりました。

 

「ホントはね・・コナン君のおかげなんだ・・・ コナン君がそばにいるとドキドキして・・心臓の鼓動で時間が分かるんだよ・・・」

 

米粒のセリフに関しては、序盤のキャンプのシーンにて言及されていますし、歩美ちゃんが秒数をピッタリに数えられるのは、上に書いてあるセリフが理由です。園子のウェーブ姿が宮野明美と似通って見えるのも、ジンに狙われる伏線でした。

 

推理パート以外のところでも、伏線をしっかりひいて作品を盛り上げている印象がありました。

 

少年探偵団の絆が見られたので、個人的には満足しました。

 

綺麗にまとまっている作品だと思います。