監督 ジョン・ウォーターズ
脚本 ジョン・ウォーターズ
製作 ジョン・ウォーターズ
出演者 ディヴァイン

 

かなり狂っている作品です。個人的には大好きな映画です。

 

ディヴァイン一味は、マーブル一家と戦うことになるのですが、その一連の流れが面白いです。とにかく笑えます。

 

ディヴァインは奇矯な風貌をしており、かなり狂っています。そして、バイセクシャルです。

 

非常に変わったプロフィールをしているディヴァインですが、自分が普通の人間と違うということに対し全く劣等感を持たずに行動しています。そこがディヴァインの非常に良いところです。

 

むしろ自分が下品であることに誇りさえ感じています。普通だったら、短所と捉えるところを長所と捉えようとする行為は非常に素晴らしいと思います。

 

「自分らしく生きる」を身をもって体現している人間だと思います。

 

森林の近くにトレーラーハウスがあり、そこにディヴァイン一味が住んでいます。だから、どこか世間の目を偲んで生きている感じがディヴァイン一味から感じます。

 

世間の目を偲んで生きているけど、外に出歩くときは堂々と誇りを持って闊歩するディヴァインの姿に惚れます。中身が非常に素晴らしいです。

 

周りから否定される風貌や価値観の中で生きていて、それを周りに理解してもらおうとするのではなく、「私はこの道でいくのだ」と周りの目を無視して生きる姿は尊敬に値します。

 

私は今まで自分のことを変人だと思っていたのですが、至って普通の人間であることに本作を見て気づきました。そういった面で、ある意味安心しました。

 

本作は名作だと思います。