ハードボイルドな映画です。
映画序盤で流れる曲が非常に好きです。非常にテンポが良いです。
正直なところ内容はちゃんと把握はしておりません。ただ、かっこいいカーチェイスシーンや、銃撃シーンなどがあり、男は絶対に好きなタイプの映画です。
女性を抱くだけ抱いて、用が済んだら女性に気遣いすらせず外出する主人公はかなり狂っています。いいようにいうと、非常に本能的です。
欲望を肯定する映画だと感じました。このタイプの作品は珍しいので、好きです。
作品に個性があって良いです。
偽札づくりに邁進するのは金欲にとらわれているからで、女性を抱きまくるのは性欲にとらわれているからです。
欲望に忠実な男はかっこよく見えます。昨今草食系男子が流行っていると思いますが、肉食系男子も増えてもいいのではと感じます。
主人公の相棒は最後主人公と同じように殺される展開をたどるのは、救いがなくて逆に好きです。因果応報だともいえます。
欲望に取り憑かれたら破滅するとよくいいますが、最後は破滅してもその過程で幸せなら良いのではないかと感じます。
総評として、本作は良作だと思います。