監督 サム・ペキンパー
脚本 サム・ペキンパー
ゴードン・ドーソン
 
   

 

名作です。

 

大地主の娘を誑かしたガルシアの首を奪い合うというストーリーです。ただそれだけです。

 

既に殺されているガルシアの首を奪うというストーリー展開は、珍しいと思います。生きているガルシアが逃げ惑うストーリー展開を初め想像していたので、予想外でした。

 

首を奪うために、しがないピアノ弾きのベニーは奔走します。お金目当てでガルシアの首を保有しようとしますが、ところどころ人間としての正義の部分が見え隠れしています。

 

ラストシーンでベニーが大地主を含む大勢を殺そうとします。お金のためだけに行動しているのなら必要のない行動をしています。

 

自分自身が撃たれることになっても、己の信念に従い行動する姿には尊敬します。しかし、現実世界でこういった行動をすると、間違いなく社会的制裁が我が身に降りかかるので気をつける必要があるでしょう。

 

本作はストーリー展開というより、銃撃戦のカッコ良さに定評があります。しかし、過激なシーンが多く、そういったグロテスクなシーンが苦手な人は、本作の視聴をおすすめできません。

 

アングラ臭がかなりする作品で、個人的には好みです。