名作です。

 

本作は父ヴィトーの過去と、マイケルのエピソードの2つの側面を持っています。

 

ヴィトーはマイケルにマフィアになってほしくないと思っていましたが、結局マイケルはマフィアへの道へと進みました。そのきっかけがヴィトーの死です。

 

ヴィトーがそもそもマフィアにならなければ、マイケルはマフィアへの道を辿らなかったので自業自得ともとれます。

 

ヴィトーの前日譚からも分かる通り、ヴィトーは街のみんなから尊敬されていました。しかし、マイケルは権力を保持しているものの、みんなから恐れられる存在となっています。

 

冷酷非情な人間へと変わっていったのです。もしかしたら、元々そういった気質の人間なのかもしれません。

 

ラストシーンで虚ろな目つきで湖を見るマイケルの姿が非常に印象的でした。冷酷非情なマイケルでも、「なぜこうなってしまったのだ」と思い悩んでいるのかもしれません。

 

しかし、もう罪をさんざん犯してしまっているので、後には引けません。マイケルはもう闇から逃れられないのです。

 

ゴッドファーザー PART IIIが楽しみです。