考え方としてかなり面白いです。
個人的に気に入った考え方は、「エッグスタンドなんていらなくない?」という思考法です。見た目的に綺麗に見えるだけで、必要としないものは多いような気がします。
本当はあった方が良いものもこの思考方法をとると楽にはなるのでしょうが、全てのものに対しそう考えると人生が無味乾燥としたものになるので、少し修正が必要だと感じました。
基本的に人を信じ、その上で相手が裏切ってきたら裏切り返すという理論は、元々知っていたので、驚きはなかったです。
「最小の努力で成功する方法を考える」というのをコンセプトに本書は書かれています。私は努力型の人間なので、耳が痛い話も多々ありましたが、「こういう考え方をする人もいるんだな」という参考にはなりました。
しかしながら、ひろゆきさんも「努力をできるだけしない努力」をしているといえるので、努力家ではないとは思えないです。謙遜が入っているというより、彼は偽悪者ぽい所があるように思えます。
人と意見が違う際に、「この人と前提が違うのではないか」という思考も面白かったです。確かに人それぞれバックボーンは違うのですから、違う意見があって当然です。
冷静に考えたら当たり前の事実なのですが、人にはどうしても「自分が正しい」という思い込みがあるので、そのバイアスを修正するのは難しいと感じます。
本書の内容が参考になるかはわかりませんが、一つの考え方の提示としては面白い本です。