出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
マイスコア:☆5
テーマ:人と比べないことのメリット
かなり良かった。内容が良かったので、紙の本も購入した。
3つの軸というのが存在し、それが「成長OR証明」「獲得OR回避」「自信の有無」の3つである。
獲得か回避かはどっちでも良くて、成長マインドセットと自信をつけることの重要性を本書では説いていた。ここでいう自信とは、「自分は最強、何でもできる」といった思い込むものではなく、「私には目標を達成できるだけの力を保有している」といった謙虚な姿勢が大事と説いている。
前者の考えだと、何もせずただ傲慢に物事を解釈しているだけだからだ。後者の考えに行き着くには、自己効力感というのがキーワードになるらしい。
自己効力感は過去の自分の成功体験などを想起するなどが挙げられる。
成長マインドセットで重要なのは、人と比べないということである。人と比較することで、他者に自分の凄さを証明したくなり、証明マインドセットになるからだ。
人と比較したり、周りにすごいと思われたい思いは損であることを認識することが重要だと個人的に感じた。自己分析してみると、割と成長マインドセットを保有していたので、そこは安心した。
そして、回避フォーカスで自信に関しては最近はついてきていると感じる。もっと自信をつけるには、小さな成功体験を身につけることが重要だと見受ける。
筋トレしたりして、より重い重量を上げたときには、自己効力感が高まっているだろう。そういった意味で筋トレは一生続けた方がいい。
しかし、環境が変わることによって考え方が変わることが往々にしてあるので、心の片隅にいつも本書の内容を置いておくことが重要だと言える。