監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
出演者 ブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
グウィネス・パルトロー
R・リー・アーメイ
ケヴィン・スペイシー

 

名作です。

 

七つの大罪になぞらえて殺人をおこなっていくジョン・ドゥという男による犯行でした。ジョン・ドゥという単語は、「名無しの権兵衛」という意味をもっているらしいです。

 

そういった意味付けをすることによって、事件をより不気味なものへと転化しています。

 

ラストシーンはとてつもない迫力に満ちあふれており、素晴らしいシーンとなっています。

 

視界が開いた場所でラストを飾るという点も素晴らしいです。それにより、より壮大に感じられます。

 

しかし、結末は予想していた通りとなったので、そのあたりは修正が必要なのではないかと感じます。

 

ミルズがジョン・ドゥを射殺したことにより、七つの大罪全てが揃いました。最後の最後までジョン・ドゥの思惑通りという結末になりました。

 

ミルズがジョン・ドゥの事件に触れるたび、理性がどんどん破壊されていきます。まともな人間でも異常なものにふれると壊れていくことを示しています。

 

心揺さぶられる良作だと感じました。