監督 | フランク・ダラボン |
---|---|
脚本 | フランク・ダラボン |
原作 | スティーヴン・キング 『刑務所のリタ・ヘイワース』 |
名作です。
絶望的な状況下の中でも、決して諦めずに生き抜く男の生き様が見れます。
主人公であるアンディは、ハドリーの遺産相続問題の解決した見返りに、囚人たちにビールを振る舞うことで、囚人たちと仲良くなろうとします。
刑務所の中にいる状況では、どうしても人間は腐ってしまうところです。そんなときでも、人間関係の構築を忘れず、自分自身のできることをひたすらやっていくアンディには頭が上がりません。
トミーが死んだことにより、無罪釈放の望みが薄れたアンディがはいたセリフはこちらです。
「選択は2つだ。必死に生きるか、必死に死ぬかだ。」
現実世界でも同じ事がいえると思います。
社会の中でお金を稼ぎ、日々生活することは苦しいことです。自殺を決行するときも、覚悟と勇気がいり、自殺の瞬間はとんでもない痛みが走ります。
どうせなら必死に生きようとする心意気を持つことが大切なのではないでしょうか?
50年間も刑務所にいたブルックス・ヘイトレンは、仮釈放後、外の世界に耐えきれず自殺をしています。慣れというものはつくづく怖いものです。良い方向にも悪い方向にも転びます。
アンディは最終的にロックハンマーを使用することで、壁に穴を空け脱獄を果たします。
根性と知識による勝利ではないかと思います。
自分の人生が辛いと思っている人に見ていただきたい一作です。