迫力満点の凄まじい映画だった。

 

ラーマは大義のため、ビームは村のために立ち上がり、最終的にはお互い結束する形で戦いに参加した。

 

展開としては良い流れだったのではないかと感じる。王道のパターンであったが、映像美と制作費のかかっているであろう演出により素晴らしい映画へと変貌した。

 

主人公の二人は、やり方は違えど目的は似ているように感じる。

 

インド映画なので、踊りのシーンは入っている。嫌いではないので良いのだが、ダンスシーンが必須かといわれたら微妙である。

 

ビームが様々な動物たちと共に檻から出てくるシーンはかなり迫力があった。

 

ラーマはビームのために女性と話す口実を作るシーンがあるのだが、かなり狡い手段を使っている。その手段とは、車が走るところに、故意に釘を散乱させるという手段である。

 

しかも、相手の女性は王女なので、真相がバレたらラーマとビームの命はなかっただろう。

 

目的の為なら友人を殺すことも辞さないラーマの性格が浮き彫りとなっているシーンである。

 

勧善懲悪の要素が強い映画だった。良作である。