テーマ:勘違いからの犯行

 

太閤名人はなかなかに賢い。将棋で培った思考力が生きているといえる。コナンも相変わらず賢い。光彦もなかなかに博識である。コナンの影に隠れているので、初めわからなかった。香車の裏に書いてある7と3の真相は自分で暴くことができなかった。加藤清正の井戸に香車があったのだが、加藤清正は賤ヶ岳の七本槍の一人であるので、7という数字を使ったという結末だった。納得である。戦国時代の話は個人的に好きである。

 

だが、太閤が秀吉を指している事実を知らなかった太閤名人が、なぜ賤ヶ岳の七本槍のことを知っているのかは謎である。このあたりの設定は杜撰である。

 

3は天下三名槍を表し、そのうちの一つである日本号を持っているのは福島正則である。

7と3の間を貫いている逆T字の文字は墓地の地図記号を表しているのである。

 

考察していくと、名探偵コナンはかなり深い知識を駆使して謎を考えていることが重要だといえる。

 

因縁の将棋対決での一言も伏線として回収されており、カフェで出会った人が警官で山梨県までの道のりを協力してくれたりと、色々ときれいに物語が進んだ回であった。